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ビットコイン、謎はすべて解けた!:ピーター・シフ

暗号資産村との熾烈な戦いを続けるゴールド・バグ、ピーター・シフ氏が、暗号資産を手に入れ、そして失った。


ビットコインは愚か者の金だ。

シフ氏の口癖だ。
同氏は特に暗号資産を憎んでいるわけではない。
しかし、ゴールド・バグ(金の熱烈な信者)であるシフ氏からすると、暗号資産が金に例えられるのが許容できないのだ。
だから、口癖のようにディスる。
すると、暗号資産村の村人が反撃するのである。

そんなシフ氏が先日、ビットコインほかの暗号資産を手にすることになった。
知り合いがシフ氏のスマホに暗号資産のウォレットをインストールした上で、少額のビットコインをくれたのだという。
そのことを他の知り合いに話すと、複数の人物がさまざまな暗号資産を少額シフ氏にくれたのだという。
ここで、暗号資産村が沸き立った。
いつも暗号資産の悪口ばかり言っているシフ氏が、実は隠れて暗号資産を保有していた、と。
シフ氏が公言している点を考えれば、この批判には無理があったが、両者の非難合戦とはいつもこのレベルなのだ。

その後シフ氏に悲劇が起こる。
突然パスワードがはじかれ、ウォレットが使えなくなったのだという。
パスワードは覚えやすいものを使っていたので間違っているはずはないという。
こんな話をシフ氏は先日Kitco Newsで嬉しそうに話していた。
別にこのトラブルに関連して暗号資産をディスるようなそぶりはなかった。

そして一昨日、シフ氏は原因を知る。

「私のビットコイン・ミステリーが解決したよ。
PINとパスワードを間違えていた。
ブロックチェーンがアプリをアップデートした際、ログアウトされていた。
私はPINを使ってログインしようとしていた。
それしか『パスワード』として知らないし、使ってもいなかったからだ。
復旧用の合言葉も控えていない。
うっかりミスだが高くついてしまった。」

高くはついていないはずだが、恥をさらしてしまったのは間違いない。
年寄りにありがちなITにかかわるミスというわけだ。
(といってもシフ氏はまだ50代だが。)
シフ氏は正直に淡々と顛末をツイートしたのだ。
特にこの件について同氏が暗号資産を批判した形跡はない。

暗号資産村の方はもう少し偏屈なようだ。
PINとパスワードを区別できない人物に暗号資産を論評する資格はないといった批判を寄せるものもいた。
これが本当にこの村の総意なら、こうした村の暗号資産は成功し得ないことを暗示するようなものではないか。
(筆者はこれが総意だとは思わない。)
通貨とは万人がストレスやトラブルなく使えるよう目指すべきだからだ。


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