投資

ビッグ・ウェンズデーが終わる時:モハメド・エラリアン
2020年12月14日

アリアンツ首席経済アドバイザー モハメド・エラリアン氏が、確信犯であり続ける市場の動向に危機感をにじませている。


(この数日で起こった)プロセスを簡単に言うと、みんなチャンスを探していて、ただただ何が上がるかに目を取られているということ。
大手テクノロジー株は行き過ぎている懸念があり、循環株へのローテーションは経済と公衆衛生の要因から挫折する懸念がある。
だから、新たなストーリーがすぐさま優勢になりうる。
それがIPOだった。

エラリアン氏がBloombergで、先週の米市場について振り返った。
テクノロジーも再始動株も上値が重かった反面、IPOにかなりの過熱感が感じられた週だった。
同氏はこれを、投資家が上がる可能性のある投資対象ばかりに目を向けた結果だと解説した。

投資家は、最終的に長い目で見て企業のファンダメンタルズが現状のバリュエーションを支持できるか、市場全体がこのバリュエーションを支持できるか、自問すべきだ。

長い目で見れば、いつかファンダメンタルズが効いてくる時期もやってくるだろう。
今の高値はそこで試されることになる。
しかし、今はファンダメンタルズを強く意識する相場になっていない。

エラリアン氏は、テクニカルの観点から、先週の展開は理解可能と総括した。
一方で、状況はどんどん安心できないものになっているとも話す。
しかも、多くの投資家はそれを理解した上でやっているという。
同氏は、多くの投資家の行動をたとえ話で解説している。

「みんな、楽しめる大波に乗っているサーファーのようなものと知りつつ参加しているんだ。
いつか大波は壊れていくが、壊れるまではサーフィンを続けられる。・・・
とてもたくさんの人が、鼻をつまみながらこの上昇に参加している。
そして、彼らは儲けているんだ。」

投資家は愚かだから持続不可能な大波でサーフィンを続けているわけではない。
いつか終わることを承知の上で、今は波に乗ることを選択している。
ならば、いつ終わるのか。
エラリアン氏は以前、経済危機、公衆衛生上の危機、金融政策の歪みを米国の重要課題として挙げたことがある。

これは一種の流動性の波であり、何かおかしくなるまで継続し強い影響を及ぼす。
話し合ったように、3つのことがおかしくなりうるが、誰も短期的にそうなるとは思っていない。


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