投資

バフェット、アイカーン、ソロスの共通点:スタンリー・ドラッケンミラー
2021年5月28日

スタンリー・ドラッケンミラー氏が、伝説の投資家になるための秘訣を高名な3名の先達から抽出している。


私は高名な投資家を見てきた:
ウォーレン・バフェット、カール・アイカーン、ジョージ・ソロス。
彼らに1つだけ共通点がある。
ビジネススクールで教わるのと真逆のことだ。
高い確信を持ったものに集中投資することだ。

かつてクォンタム・ファンドでジョージ・ソロス氏の右腕として巨万の富を築いたドラッケンミラー氏がthe Hustleのインタビューで、卓越した投資家の共通点を語った。

BOEを相手にポンドを売り崩したエピソード(ポンド危機)はあまりにも有名だ。
ドラッケンミラー氏は1992年、ポンドをショートしたいと、ボスのソロス氏に相談にいった。
ところが、ソロス氏は軽蔑の眼差しを返してきたという。

彼は、ストーリーはいいのだから200%ショートすべき、と考えたんだ。
一世一代の好機だと。

これくらいの確信とコミットがないと、中央銀行を相手に通貨を売り崩すことはできないのだろう。
そして、確信の裏付けとなる根拠がなければいけない。

ドラッケンミラー氏によれば、学校で教える分散投資はこの裏付けを散漫にする弊害があるという。
同氏は、実践すべきこととして、マーク・トウェインの有名な言葉を紹介している。

「すべての卵を1つのカゴに入れ、そのカゴを注意深く見張れ。」

いつ売ればいいか?

ドラッケンミラー氏は、投資における難題である売り時についても話している。
同氏はストップ・ロスを最もばかげたやり方と言い切り、一度も使ったことがないと明かしている。
では、いつが売り時なのか。
ドラッケンミラー氏は「買った理由が変わった時」と話す。

「(その株で)損をしていようが、得をしていようが、その株には関係ない。・・・
私にはよくあることだが、仮説があって実証されない場合、しばしば私が間違っている。
そこが売り時で、他に行かないといけない。」

感情のコントロール

価格が上昇すればするほど、安く見えてくる。

ドラッケンミラー氏は、投資家が陥りがちな心理を指摘した。
まさに今の一部の熱狂を表すような描写だ。
価格が上がればピークに近づいたはずなのに、そう感じない。
むしろ逆で、もっともっとピークは先だと思えてきてしまう。
人間にはそうした「野獣の本性」が潜んでいる。
同氏は、投資が「絶え間ない感情との戦い」だと話している。

では、こうした落とし穴に落ちないためにすべきことは何か。
それは、その投資の理由を常に確認することだという。

下がったなら、仮説を再検証する必要があるが、それは売るべきということではない。
そして、上昇した時は、バカにならないことだ。


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