バイロン・ウィーン:米経済の強さはまさに現実のもの

Blackstone Advisory PartnersのByron R. Wien氏が米経済の強さに太鼓判を押した。
しかし、株式投資となると米市場の割高感が否めず、外国市場を物色すべきと話している。


「米経済の成長率は、2つのハリケーンに悩まされた第3四半期で3%だった。
背景にある米経済の強さはまさに現実のものだ。」

ウィーン氏はBloombergに対し、減税が決まる前から米経済は好調だったと話した。
現在の好景気がトランプ大統領の手柄ではないと暗に言いたかったのかもしれない。
実際、ウィーン氏は大統領の暴走は続きえないと予想しているようだ。
NAFTAからの脱退についても、実現するはずはないと予想している。

「(NAFTAの)破棄は米国の雇用を壊滅させる。
トランプは引っ込めるしかない。」

ウィーン氏によれば、米経済は3%を超え4%に向かって改善しているという。
2018年はいずれの四半期も3%を超える成長率を予想する一方、これ以上の改善はそう簡単ではなく、4%成長まではいかないだろうと言う。
経済の改善はゴルディロックスの終焉を感じさせるが、ウィーン氏はあまり心配していない。


FRBの利上げが予想されるが、現在の経済はそれを切り抜けるだけの勢いを実際に有している。
・・・
この数年低迷していた米ドルが強さを取り戻すだろう。

利上げにも耐える経済の強さは米ドルの魅力を増す要因だ。
ウィーン氏は年末のユーロ/ドルを1.13、ドル円を120円と予想していると言う。
今年の「10のサプライズ」ではユーロ/ドルを1.10、ドル円を120円としていたから、従前予想をほぼ継続していることになる。

米経済や米ドルには強気のウィーン氏だが、株式投資については米国以外を奨めている。
米国株はますます割高になっており、投資家は外国市場に目を向けるべきと言う。

「新興国市場のファンダメンタルズは多くのリスクを乗り越える力が十分ある。」

ウィーン氏は、米市場が調整に入れば新興国市場もつれ安を免れないと認める。
しかし、それは弱気相場の始まりではなく一時的な調整にすぎないと予想した。


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