バイロン・ウィーン:現状最大のリスクは北朝鮮

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Blackstone Advisory PartnersのByron R. Wien氏が、過熱気味にも見える米国株市場の先行きについてコメントしている。
金利やイールド・カーブは大きな心配事ではないとし、現状最大のリスクとして北朝鮮での有事を挙げている。


「10%の調整はいつあってもおかしくない。
特に今のように市場が好調だった時はそうだ。
ドナルド・トランプが選出されてから、株は基本的に一本調子に上げている。」


Blackstone’s Byron Wien on what could threaten the market rally from CNBC.

ウィーン氏はCNBCで、米市場の調整入りの可能性を語った。
同氏がこうした見方を示すのは初めてではない。
大統領選後の力強い株価上昇が始まって以降、今から1年ほど前から調整の可能性に言及していた。
ファンダメンタルズは良好だが、市場は最高値を試し続けているからだ。


「市場は買われすぎで、投資家はまだ熱狂には達していないが楽観的だ。
楽観的な投資家と買われすぎの市場は脆弱なものだ。」

つまり、経験則から言って調整の可能性が高まっているという話なのだ。
では、いつ、何が引き金になってそれが起こるのか。
ウィーン氏は率直に、それを予見するのは難しいと語る。
現在最大のリスクは北朝鮮での有事だと断言するが、それが引き金になると限った話でもない。

「北朝鮮やロシアでの地政学的事象かもしれないし、何かの原因で原油価格が上昇して引き金になるかもしれない。
引き金は必要ないかもしれない。
市場が自律的に下降を始めるかもしれない。」

可能性はいくつも考えられるのだ。
一方で、ウィーン氏が問題視しない引き金候補もある。
世間では多くの人が懸念しているが、ウィーン氏はさほど心配していない事象だ。

「金利上昇、イールド・カーブのフラット化・逆ざや化は明らかなリスクだ。
それが比較的早く実現したとしても、市場に跳ね返されるだろう。」

つまり、投資家だけでなくウィーン氏もまたかなり状況を楽観しているのである。


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