バイロン・ウィーン:弱気の日本市場にチャンスが

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Blackstone Advisory PartnersのByron R. Wien氏が、月例の市場コメンタリーを公表した。
日本市場のセンチメントの弱さを紹介したほか、中国に高い期待を寄せた。


「1980年、中国は封建制度の経済だった。
今では世界で第2位の規模の経済になり、さらに拡大し続けている。
進歩を遂げる道はいくらでもある。」

ウィーン氏は中国のさらなる発展に希望を寄せている。
米国の進歩に疑問符がついたことで、中国への期待は高まっている。
ウィーン氏は、進歩のあり方は西洋流だけではないとし、広くアジアの先行きに興味を示している。
つい最近、来日したと報じられたが、これは同氏が10年続けているシンガポール、香港、東京、北京訪問の一環だった。


弱気の日本市場がチャンスに

ウィーン氏は日本の機関投資家との会話を紹介する。
同氏が日本経済について強気の予想を披露し、円安・輸出増を予想したのに対し、日本の機関投資家は懐疑的な反応を示したのだという。

「彼らは、成長が政府の刺激策次第であり、経済に自然なモメンタムはないとの懐疑心を持っていた。
また、安倍晋三首相の第3の矢(構造改革、ガバナンス改善、投資)が機能しておらず、経営者が投資の判断を下すのを恐れていると心配していた。
・・・彼らは日本市場が割安とは考えていなかった。」

何ごとにも楽観的なウィーン氏は、日本に対しても弱気であるはずがない。
それに対して、日本のクジラたちが弱気だったことが意外だったのだろう。
それでもウィーン氏は楽観的だ。

「私たちは、投資家がみな消極的な市場で大きなチャンスがあることを学んできた。
今回もそうであることを願おう。」

(次ページ: 外貨準備のゆくえ)

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