投資

バイロン・ウィーン氏が保有する少しマニアックな3資産クラス

ブラックストーンのバイロン・ウィーン、ジョー・ザイドル両氏が恒例のウェブキャストで、投資環境が厳しくなりつつあると滲ませている。


私たちが言いたい主たる主張は、ジェローム・パウエル議長やFRBとは異なる意見ということだ。
私たちは、インフレが永続的に2%超の水準にとどまり、一過性ではないと考えている。

ウィーン氏が四半期のウェブキャストで、インフレを一過性とするFRBの見方に反対意見を述べた。
2023年頃には現在の高インフレが収まるとするものの、引き続き2%を上回る状況が予想されるという。

ウィーン氏のS&P 500利益予想は今年2021年が225、来年2020年が250だ。
11日終値4,361.19、長期金利1.6%近辺を念頭に、同氏のDDMテーブルを見てみよう。

バイロン・ウィーン氏によるDDMテーブル(抜粋)

極めて金利への感動度の高い相場であることがうかがえる。
現状の金利ではS&P 500にはかなり上値余地があるように見えるが、金利の上昇もある程度覚悟せざるをえないので、楽観はできない。
現株価なら長期金利2%でも割高感はない。

ウィーン氏はEPS 250を見込む来年について、長期金利2.5%ならば調整を迎えやすくなると指摘した。

私は弱気相場入りのリスクが大きいとは思わないが、市場が10%調整するリスクは大いに存在すると考えている。

ウィーン氏は、PERと将来のトータル・リターンを軸とするプロットを見つつ、今後は低リターン環境に入ると予想した。
株式・債券の両市場にいえる話として「長い間すばらしい上昇を享受した」裏返しとの含みを語っている。

「現在のPER(TTM)27.1が示唆する将来の成長率(トータル・リターン)は2.6%だ。
今後の株式に多くを望んではいけない。
フィクストインカムの投資先に注意しなさい。」

では、どこに投資すべきなのか。
ウィーン氏は自身のポジションを明かしている。
はじめに、リスクに見合わない米国債は保有していないと明言している。

私が保有しているのはMBS、プライベート・クレジット、プライベート不動産だ。
リターンが取れ、リスクに見合うと考えている。
さらに、増価の可能性、ほどほどの流動性をともなう合理的な安全性がある。
この(後者)ためにフィクストインカムをポートフォリオに入れている。


-投資
-, , ,

執筆:

記事またはコラムは、筆者の個人的見解に基づくものです。記事またはコラムに書かれた情報は、商用目的ではありません。記事またはコラムは投資勧誘を行うためのものではなく、投資の意思決定のために使うのには適しません。記事またはコラムは参考情報を提供することを目的としており、財務・税務・法務等のアドバイスを行うものではありません。浜町SCIは一定の信頼性を維持するための合理的な範囲で努力していますが、完全なものではありません。 本文中に《》で囲んだ部分がありますが、これは引用ではなく強調のためのものです。 その他利用規約をご覧ください。