バイロン・ウィーンのラジカル・ポートフォリオ(2019年1月)

Blackstoneのバイロン・ウィーン氏が、2019年初めのウェブキャストで「ラジカル・ポートフォリオ」を公表した。
今年の「10のサプライズ」とともに、見方を新たにしたものだ。


「重要なのは、このポートフォリオが本質的にオール・エクイティのポートフォリオになっていること。
フィクスト・インカムの要素でもエクイティに似た性格の投資対象になっている。」

ウィーン氏が10日配信のウェブキャストで示した「ラジカル・ポートフォリオ」は次のとおり。

バイロン・ウィーンのラジカル・ポートフォリオ

資産クラス 前月 今回
世界的・多国籍の米大型株 5% 5% 利回り・倍率がフェア・バリュー
ほか米国株(ロングのみ) 10% 15% 魅力的なバリュエーション
欧州株(ロングのみ) 10% 5% 成長鈍化
新興国株 10% 10% 比較的魅力的な成長率、ドル相場安定
日本株 10% 5% 他市場でチャンスあり
ヘッジ・ファンド(全戦略) 10% 10% 戦略によっては魅力的
プライベート・エクイティ 10% 10% 競争激化
不動産 10% 10% まだチャンスがあるかも
0% 0% 不変
天然資源・農産物コモディティ 5% 5% 世界の生活水準は上昇
非伝統的ハイ・イールド債(メザニン、レバレッジ・ローン、新興国債務) 15% 15% いくつかはまだ魅力的。デュレーションより信用のリスクをとりたい
現金 5% 10% 短期的なチャンスを狙うための余資
出典: Blackstoneウェブキャスト資料

ブラックストーンの投資スタンスは依然強気だ。
特に米市場の調整でチャンスは増したとし、米市場をオーバーウェイトしている。
ウィーン氏は、米企業収益が今年鈍化すると予想するが、低下するわけではないと強気の理由を語っている。
また、2020年には再加速すると予想している。

逆にアンダーウェイトされたのが日欧。
日本については従来、金融緩和策に期待するとのコメントが付されていたが、今回は優先順位を下げられてしまっている。

なお、ウィーン氏は「10のサプライズ」において金価格が1,000ドルまで下落すると予想している。
3日の「10のサプライズ」の公表後に特に反響の大きかった3予想に触れ、金価格もその1つだと明かしている。
あとの2点は、FRB利上げ停止とS&P 500の15%上昇だという。
前者は早くも実現の可能性が高まってきた感がある。
後者は、強気派が依然少数派であろう。

「市場が15%上がったとしても2018年の高値に届かないのに、多くの人が15%上がらないと考えているのは驚きだ。
・・・
でも、サプライズというのは、サプライズなんだよ。」


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