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ハワード・マークス ハワード・マークスが求める人物像、その条件
2021年6月22日

オークツリー・キャピタルのハワード・マークス氏が、自社の求める従業員像を語っている。
読者はこうした条件のいくつをクリアしているだろうか。


当然ながら知性に溢れ、数学に長け、とても論理的で、周囲に流されない人を求めている。
書籍で書いたが、二次的思考ができ、他の人と異なった、かつよりよい考えを持つ人を求めている。
これらは必要条件だ。

マークス氏がブラウン大学の学生とのQ&Aで、必要とする人材について尋ねられている。
上記は必要条件というから、これだけで投資家として大成できるわけではないのだろう。
(とはいえ、これだけでかなり対象は絞り込まれるかもしれない。)
マークス氏は、機関投資家として求める条件も話している。

加えて、オークツリーは企業文化に誇りを持ち、それを守ろうとしており、それが私の仕事の大きな部分を占めており、私にとって最も重要なことだ。
オークツリーはチーム・プレーヤー、一緒にいたいと思わせる人たちを求めている。

興味深いのは、「周囲に流されない」ことと「チーム・プレーヤー」には少し相反する面があるところだ。
周囲に流されることなく、周囲とうまくチーム・ワークを進めることが求められている。
対象者はグッと減るのではないか。

マークス氏は、ヘッジファンドなどの職場で「殺した獲物を食べる」と表現されるような単純な成果主義が存在すると指摘する。
同氏は、こうした極端な成果主義はチーム・ワークに反するやり方だと考え採用しない。
マークス氏はチームワークを重視する理由を語る。

「人生は、愚か者と仕事をするには短すぎる。
愚か者は至るところにたくさんいる。
そして、愚か者の中にはお金を稼ぐ者もたくさんいる。
しかし、私たちは彼らを雇わない、あるいは引き止めない決まりにしている。」

金儲けに長けた愚か者を遠ざけることは足元の業績にはマイナスだが、不快な思いをしないですむし、企業文化を大切にする方針の本気度を従業員に理解してもらえるという。


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