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ハイイールド市場に用心しろ:ダン・ファス

Loomis Saylesのダン・ファス副会長が、米ハイイールド市場について警告している。


私はハイイールド市場について心配している。
ハイイールドの需要については、それがなくなるまでは心配しない。
今のところ、なくなる兆しはない。
多くの兆候が、やや多すぎることを示している。

ツイッター発行のハイイールド債が順調に消化された点についてBloombergからコメントを求められ、ファス氏が一般論として回答した。
債券の帝王、債券界のウォーレン・バフェットとも呼ばれる、キャリア60年超の老投資家がハイイールド市場について心配している。
しかし、その心配は、ハイイールドが不人気なっているからではない。
逆に人気がありすぎるためだ。

「これを言うのは初めてになるが、利回りを求め諸外国から米市場にマネーが流入している。
私はそう理解した。」

ファス氏は、米ハイイールド市場がこれほど買われたことはないとし、1つの要因としてこの海外マネーの流入を挙げている。
同氏は、この変化にしたがい同市場に対する考え方を修正する必要があると感じている。

世界の債券市場にマイナス利回りが広がる中、投資家のイールド・ハンティングは止まない。
日本ではジャンク債が発行されても、需要が高いために、ハイイールドにならないという皮肉な現実まで生まれている。
(消費者金融アイフルが5月に発行したダブルB格の1.5年債の応募者利回りは0.990%だった。)
ならば、もっと利回りの取れる米国にマネーが向かうのも当然の成り行きだろう。

そうした変化には往々にして終わりと巻き戻しがあるものだ。
それが外国マネーにかかわることであれば、巻き戻しの波乱は米国内と投資家のいる国の両方で起こりうることになる。
また、ハイイールド市場を株式市場の先行指標と見る市場関係者も多い。

ファス氏は警告する。

私はツイッターとそのクレジットのことは知らないが、利回りをどんどん押し込めるのは1つの古典的な兆候だ。
長年私が記憶している兆候は、こうした時には用心すべきということだ。


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