ドル安、それがカギだ:ジェフリー・ガンドラック

新債券王ことDoubleLine Capitalのジェフリー・ガンドラック氏が、Barron’s年初のラウンド・テーブルで、恒例の投資推奨を行っている。
ストレートに3つの推奨銘柄と1つのNGを明言している。


ドル安、それがカギだ。

ガンドラック氏がBarron’sで、投資推奨にあたっての重要な前提をドル相場だと明言した。
同氏のドル安予想は今回始まったものではない。
1年前のラウンドテーブルでもドル安を予想し始めていた。
他の予想とは異なり、ドル安予想は2018年に実ることはなかったが、今年も引き続きスタンスを継続している。

ガンドラック氏は、金利とドル相場の関係について、市場の誤解を説明する。

「FRBが利上げを予定し他の中央銀行がそうしないため、ドルが上昇すると考えている人が多い。
この議論は、短期的な中央銀行の行動とドル相場の間には相関が存在しないという事実を見逃している。
本当に存在する相関とは、18か月の間にFRBがどう行動すると市場が考えるかと、ドルの動きの間の相関だ。」

これはガンドラック氏が以前から説明してきたことだ。
足元の金利、足元の中央銀行予想、足元の市場予想は速やかに為替レートに織り込まれていく。
そこに将来の動きを占うための情報はほとんど残されていない。
では、どこに占いの材料が残っているのか。
ガンドラック氏は以前、18か月のフォワード金利などを見るべきと話していた。


ガンドラック氏は、市場予想が今年終わりから2020年にかけて変化していくと見て、ドルも低下すると予想する。
そのほか、ドル買いポジションの積み上がり、双子の赤字拡大もドル安の要因になると指摘した。

ドル安を念頭に、ガンドラック氏は3つの銘柄を推奨している。

新興国市場株式: iShares MSCI Emerging Markets ETF(EEM)。
「第4四半期の大幅下落で、新興国市場がアウトパフォームを始めた。
新興国市場はもはやバリュー・トラップではない。
ドル高の逆風の中でもアウトパフォームしている。」
単にリスク資産を買いたくないなら、合わせて米国株ETFのSPDR S&P 500 ETF(SPY)をショートするとよいという。
米国株市場がアンダーパフォームすると見ているからだ。

: VanEck Vectors Gold Miners ETF(GDX)。
「昨年半ば1オンス1,196ドルのところで強気に転じた。
金とコモディティは今年幅広く恩恵を受ける。
ただし、経済が工業用コモディティに影響するのを心配している。」

期限1-4年の米国債: Vanguard Short-Term Federal fund(VSGBX)。
「私は期限5年以上のものには投資しない。
私が心配しているのは、米財政問題がイールド・カーブのスティープ化につながることなので、比較的短い期間のものにとどまりたいんだ。」

これらに投資すれば、「夜気持ちよく眠れる」と自信を示した。
一方、やってはいけないこともあるという。

ショートするにはコストがかかりすぎる。
ジャンク債は買うな、売れ。


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