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ドル円は114円台の円安ドル高に:佐々木融氏

JP Morganの佐々木融氏・石川真央子氏は、海外に向かうジャパン・マネーが円安を生むと予想している。
両氏によれば、国内投資家が保有する国債が今年度中に償還を迎える額は44兆円に上るという。


この長い休日の前、新年度に入った時、ほとんどの日本の機関投資家は海外の投資ポジションをとるのを控えてきた。
円高になる可能性を心配してのことだ。

JP Morganの解説をBloombergが伝えている。
10連休という長い連休は不測の変化を心配させたが、結果はまずまず無難に切り抜けたといえよう。
金融機関・事業会社で連休に関係するトラブルもあったようだが、市場を動揺させるような大きさではなかった。
結果、心配されたような急激な円高が起こることもなかった。

その中で唯一大きなサプライズとなったのが、トランプ大統領による中国への追加関税ツイートだ。
ライトハイザー米通商代表部代表が確認のコメントを出したため、市場は大きく動揺し、ドル相場の重しになった。

「米中交渉の進展を見てからとしたい投資家もいるだろうが、ほとんどは待ちきれず、遅かれ早かれ売り始めるのではないか。」

このところの佐々木氏は円安ドル高を予想し続けている。
ただし、こうした予想はそのホライズンとともに理解することが大切だ。
昨年末の佐々木氏のドル円予想はこうだった:

  • 今年半ば118円
  • 年後半112円
  • 世界経済後退期90円、もしかしたら70円台
  • 30年予想は円安

佐々木氏は3月末にも円を買うのはまだ早いと話している。
当時とは市場環境に変化があることを勘案しても、国内投資家の対外証券投資が本格化し円安ドル高が進み、その後に反転するというシナリオを見ているのであろうことは推測できる。
反転する理由については明言されていないが、なんらかのリスク・オフ、とりわけ景気後退懸念と考えると納得がいく。

JP Morganは当面のドル円予想を114円台としている。

貿易交渉が世界経済にとって悲惨な終わり方をしない限り、円は弱い状況が続く。
ドル円は引き続き今後数か月で114円台まで上昇すると予想する。


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