ドラッケンミラー:デフレは中央銀行の産物

かつてジョージ・ソロス氏のクォンタム・ファンドの運用に12年間携わり莫大な利益をもたらしたことで有名なStanley Druckenmiller氏が、各国中央銀行の行き過ぎた金融緩和を批判した。
デフレを生み出すのは、他ならぬ中央銀行の金融政策なのだという。


デフレを生む方法は資産バブルを生むやり方そのものなんだ。
実際、率直に言って、仮に私が金融界のダース・ベーダーで、いやなことをやってデフレを生み出そうとするなら、今各国の中央銀行がやっているまさにそのことをやるだろう。


Druckenmiller: Central banks are financial world’s ‘Darth Vader’ from CNBC.


ドラッケンミラー氏はCNBCで、市場を支えようとする金融緩和策を厳しく批判した。
過去2度のバブル発生の一因を作った中央銀行をダース・ベーダーと同じとこき下ろした。
中央銀行は「資源配分を狂わせ、資産バブルを作り出し、生じた結果に対処する」のを繰り返しているという。
自ら種をまき、問題を育て、刈り取り、その刈り取りこそが次の種まきとなり、再び問題を育てるという構図だ。

ドラッケンミラー氏は、冷静にデフレの発生過程を見直すべきと言う。

「デフレはどこからともなく現れるのではない。
ゼロ金利近傍にあるから発生するのでもない。
私が見てきた深刻なデフレは、資産バブルが先行し破裂する。」

同氏は1920年代終わりの大恐慌、1990年前後の日本のバブル崩壊、2008-09年の米国のリーマン危機を例に挙げる。
市場を支えバブルを誘発するような金融緩和が必ずバブルの前に存在する。
それを長く続ければ続れるほど結果は悪くなるという。
もう金融危機はまっぴらだとドラッケンミラー氏は憤りを隠さない。

「もしも2000年代の初めにもっと早く積極的に(金融引き締めに)動いていたら、私たちは2008-09年に不況を迎えていただろうが、金融危機にはならなかったはずだ。」


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