デービッド・ルーベンスタイン:ブラック・スワンの心配

カーライル・グループの共同創業者David Rubenstein氏が、社会の雰囲気について心配している。
あまりにも楽観に振れた世間の雰囲気を、何か悪いことの前兆と考えているようだ。


「現在の私の最大の心配は、ほとんどの人が今年あるいは来年初めまでで見ても、不況が起こり問題になると考えていないことだ。
一般的に、みんなが幸福で自信にあふれる時、何かよくないことが起こる。」

ルーベンスタイン氏がダボス会議で語ったとCNBCが伝えている。
ここで語られた懸念はやや抽象的なものだ。

「不況の問題はない、みんなとてもいい状況だ・・・といった世間の通念に対して私は神経質になっている。
世間の通念は常に間違える。
今回もそうかもしれない。」


「政府の債務がやや過剰だ。
あまりにもたくさんの給付金制度が、最終的に給付できずに終わる。
ある時点でみんなが覚醒して、米政府には20兆ドルもの借金、引き当てのない負債があることに気づくだろう。」

「いわゆるブラック・スワンだが、予見できない地政学的リスクについて心配している。」

拡張的な金融・財政政策もあって、米経済・市場は絶好調だ。
今の瞬間を表現するなら絶好調で間違いない。
しかし、それだけにルーベンスタイン氏の心配は募る。

「みんなが自己満足している時はいつも神経質になるべき時だ。」

CNBCによるインタビューでは、もう少し具体的にGDP成長率について言及している。
トランプ政権ほかが目標・予想に挙げる3%成長は楽観的過ぎるとして、2.5-2.7%がいいところだろうと語っている。

「20超ドルの経済が3-3.5%で成長すると考えると、信じがたい。
・・・
私が間違っているならいいが。
もっと高い成長率となることを希望しているが、私にはそうなるとは思えないんだ。」


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