デビッド・テッパー

 

デビッド・テッパー:米市場に割高感はない

Appaloosa Managementのデビッド・テッパー氏が、現在の米市場に割高感は感じられないと話した。
とりまく環境はいずれも株式市場に有利なものばかりだという。


今の市場のどこが高いのか説明してほしい。


Appaloosa’s David Tepper: I don’t see overvaluation in the market from CNBC.

テッパー氏は株式市場に割高感がない理由をCNBCキャスターに列挙したという。

  • 減税は利益予想を上方に動かした。
  • 米金利は横ばい。
  • インフレはない。
  • 世界の経済成長は高水準。

こうした議論を受けてコメンテーターの1人は割高という言葉の定義の問題と評した。
確かに、テッパー氏の列挙した理由はすべて静学的なものだ。
足元の状況だけに頼るなら、米国株に大きな下げの懸念を感じさせる材料はない。
それなのに、投資家の多くが心配を抱えながら買っている。


足元の経済指標に不況を心配させる材料はない。
しかし、1年後・2年後はどうだろう。
そして株式市場は経済の先行指標だ。
1-2年後の景気後退入りを先取りして半年後に株価が落ち始めるのではないか。
これが、投資家の心配だ。

大型減税は財政インフレを引き起こさないか。
インフレに際しFRBは予想外の利上げを迫られないか。
米経済の活況が新興国から資金を吸い上げてしまわないか・・・
動学的には心配は尽きない。
市場が心配しすぎる背景には、経済拡大・市場上昇が異例に長く続いていることがある。

テッパー氏はあくまで楽観的だ。
昨年2017年に入ってからは割安感さえ感じるようになったという。
では、楽観の死角はどこにあるのか。
テッパー氏が挙げたのは極めてありきたりなポイントだった。

「債券市場がやられるまでは株式市場は下げない。
現在の金利(の低さ)は驚くばかりだ。」


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