デニス・ガートマン:米市場はメルト・アップ中

デニス・ガートマン氏が、米株式市場について強気の見通しを継続した。
米市場はメルト・アップの途上にあるという。


「誰が予想していたろう。
ダウが23,000の時、24,000の時、25,000の時、私は高すぎると思っていた。」

ガートマン氏がFox Businessで、かつて米国株を割高と考えていたことが誤りだったと笑顔で語っている。
ダウ平均が今週初めて26,000台にのせたことを踏まえての発言だ。

「米市場は大強気相場の真っただ中にあり、これはおそらく継続する。
どこまで上がるか尋ねられた時には、40年の業界経験にもとづきこう答えることにしている。
『止まるまで上がり続ける。』
正直に言うが、これは市場の知恵なんだ。」

ガートマン氏が「止まるまで」と述べたことには重要な意味がある。
今の株価上昇を説明する材料は数多くあろう。
しかし、不安要素も決して少なくない。
ガートマン氏が最初にテクニカル分析もファンダメンタルズ分析も示さなかったのは、こうした相場展開でそれらがあまり役に立たないことを「40年の業界経験にもとづき」知っているからだ。
いったん市場に大きなモメンタムがついてしまえば、すべての説明は後追いの説明でしかなくなってしまう。
ガートマン氏が後回しにした材料の数々は、減税、規制緩和、強い消費者心理、企業収益、世界経済の同時拡大、・・・


私の記憶で初めての世界的な同期的景気拡大だ。

ガートマン氏はこの一言を極めてポジティブな意味で用いている。
しかし、これを聞いてある相場の格言を思い出した人もいるはずだ。
《山高ければ谷深し》。
ただでさえ、グローバル化の進展につれますます進行する世界市場の連動制の高まりが世界経済を脆弱にしているとの指摘は多い。
業界経験40年のガートマン氏はそのことを一番知っているはずなのに、それでも同氏の見通しは極めて楽観的だ。
まさに、株式市場が陶酔の状態に入ったように見える。
ガートマン氏は自身の業界経験にかけて明るい先行きを予想する。

「1970年代初めにこの業界に入った時、ダウは400だった。
2、3、5ポイント動くのは例外的なことだった。
今ではその頃のダウの分だけ1日で動いてしまう。
・・・
米市場はメルト・アップの過程にある。
おそらく今後も継続するだろう。」


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