デニス・ガートマン:矛盾する5つの問い

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デニス・ガートマン氏が「米市場は止まるまで上がり続ける」との主張を繰り返した。
また、コモディティ王は債券王たちに追随し、超長期の債券の強気相場が終わったと話している。


ETF.comのインタビュー冒頭でガートマン氏が「Yes」を5回連呼した。
5つの自問に対する答だ:

  • 米株価は割高か?
  • PERから見て割高か?
  • PBRで見て割高か?
  • 投資家の心理は上方に伸びてしまっているか?
  • まだ強気相場か?

いかにファンダメンタルズから乖離した株高であっても、モメンタムのついた株式市場は容易には止まらないとの予想である。
ガートマン氏は1年前からずっと市場が伸びきっていると考えていた。
しかし、いずれのタイミングで天井と予想しても、その予想は間違いに終わったと回顧する。
天井の予想をしたところで後で笑い話になるだけと、今は予想を固辞している。

このインタビューでは、ガートマン氏が珍しく債券市場について語っている。


「(米10年債利回りが今年)3%を超えるかどうかはわからない。
しかし、私は(債券の)35年に及ぶ強気相場が終わったと考えている。」

ガートマン氏の根拠は債券の先物価格だ。
2016年6月に高値をつけた債券先物はそれ以来下げ基調を続けている。

「米債券市場は長い10年または数十年に及ぶ弱気相場に入った。」

ガートマン氏はまだ長期的上昇の初期段階にあり、金利上昇へのベットは手遅れではないと示唆した。
だたし、初期段階のうちは金利上昇のペースが極めてゆっくりになるだろうとも話している。
これはコモディティ価格についても然り。

「いろんなものが加速度的に上昇するまでにはまだ長い時間があるだろう。」

コモディティ王は当面のところコモディティ価格が緩やかに上げると予想している。
しかし、例外もある。
原油についてだけは弱気な見通しを語っている。

「現水準から2-3ドルを超えて原油が上昇する可能性はかなり低い。
今後数年で原油が10-15ドル下落するのは比較的容易だ。」

ガートマン氏は2018年の投資アイデアを尋ねられている。
最も有望なのは小麦、最も避けるべきはビットコインだと言う。


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