デニス・ガートマン:サウジ政情不安は原油安要因

コモディティ王デニス・ガートマン氏が、先週末からの原油価格上昇についてコメントしている。
サウジアラビアでの政情不安は長い目で見れば原油高でなく原油安の要因だという。



Here’s what Dennis Gartman finds ‘fascinating’ about oil’s reaction to the Saudi shakeup from CNBC.

「単なる混乱のために、期近で1-2ドルの上昇はあるかもしれない。
しかし、長い目で見れば、これは原油価格にひどい悪影響を与える。」

ガートマン氏は、サウジアラビア政府が汚職の疑いのある閣僚・王子を多数逮捕したことについてコメントした。
今月末のOPEC総会で減産が合意されるのではないかとの一部期待感、中東情勢への懸念があるなかでのサウジアラビアでの粛清だ。
サウジアラビアからの石油供給に影響が及ぶとの観測を生み、原油価格は上昇で反応した。


WTI原油価格
WTI原油価格

ガートマン氏は原油先物市場がバックワーデイションになっていると指摘し、ヘッジ・増産・売りが起こりやすいと解説した。

「5年前に同じことが起こっていたら、原油は2日間で5、6、7、8、9ドルも上がっていただろう。
今回は1バレル2.53ドルしか上昇せず、もう収まったように見える。
サウジアラビアは(世界の原油市場での)指導的地位を失ったのか?
まったくその通りだ。」

ガートマン氏は、世界の原油市場がすでに大きな変化を遂げた点を指摘する。

「米国はすでに世界最大の原油生産国の一つとなり、すぐに世界最大の輸出国の一つとなるだろう。
ゲームは劇的に変わったんだ。」

ガートマン氏は原油相場について紆余曲折を続け、現在では低下傾向を予想している。


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