デニス・ガートマン:キャッシュを持っておけ

デニス・ガートマン氏が、米市場の弱気相場継続を予想し、キャッシュ比率を引き上げるよう奨めた。
雇用統計の結果や長期金利低下は経済が弱含む兆しだという。


「大統領からのプレッシャーに応えたのではないと願いたい。
FRBが、今も続く大統領からのプレッシャーからは切り離されていると願いたい。」

最近FRBがハト派側に振れたように見えることについて、ガートマン氏がFOX Businessで話した。
パウエルFRB議長が利上げペース鈍化を連想させる発言をした時、いったん市場は好感し上昇した。
しかし、その後は経済・企業収益、米中摩擦の悪化懸念もあり、市場は神経質な動きを続けている。

ガートマン氏は、FRB利上げ予想に明け暮れる市場の行動を滑稽と感じている。
同氏の考えでは、金利を決めるのはFRBではなく市場であり、経済であるからだ。

FRBは、金利の変化を後追いしているにすぎない。
歴史上いつもそうだったし、これからもそうであり続けるだろう。
FRBは(金利を)先導しているのではなく、後追いしているという点は重要な概念だ。


こうした考えを持つ人は実は少なくない。
ベン・バーナンキ前FRB議長は、FRBが金利を動かすのではなく、FRBは経済・市場に寄り添うように政策金利を変化させていると表現している。
確かに、経済や市場の実勢の金利を無理に歪めようとしても(その市場を完全にコーナーに追い詰めでもしない限り)いつかは実勢に跳ね返されることになるのだろう。
一方で、こうした見方にはもちろん反対意見もある。
仮に、中央銀行が金利を先導しないなら、金融政策にはたいした効果がないことになってしまう。
これはやや直観に反する。

ガートマン氏は、金利を決めるのが経済・市場であると考えている。
そして、目下のところ弱気予想を継続している。

「(長期金利はまだ)下がるかもしれない。
・・・
(11月雇用統計は)間違いなく期待外れだった。」

米経済は弱含みだとして、米市場への弱気スタンスを継続した。
自身、この6か月ニューマネーを米国株に投資していないと明かし、弱気相場は1-2年続く可能性があるため、2019年半ばまでは弱い相場が続くと予想している。

長期投資家に対するアドバイスを求められると、キャッシュ・ポジションを拡大するよう奨めている。

ポートフォリオにおける現金の比率を10-15%に引き上げるよう奨めたい。
・・・
10-15%になるよう(株式等を)売るという意味で、もしもまだならそうした方がいい。
来年にかけて、その方がいいだろう。


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