海外経済 投資

グッゲンハイム スコット・マイナード ディスインフレ、金利低下、緩和継続:スコット・マイナード

グッゲンハイム・パートナーズのスコット・マイナード氏が、足元の高いCPI統計にもかかわらず、従来からのディスインフレ予想への確信を深めている。


今日発表のCPI統計は、現在のインフレ急騰が一過性のものに終わる可能性が高いことのさらなる証拠だ。
(インフレの)主な要因は中古車/レンタカー、航空運賃、ホテル:
これらはコアCPIのわずか6%(のウェイト)にすぎないのに、前月比での上昇74 bpの1/2を占めている。

マイナード氏が10日、足元のインフレを一過性とする見方を繰り返すツイートをした。
この見方は先月のレポートで詳述したもの。
足下のインフレは極めて一部の品目によるものとの指摘だ。

需要が冷え、自動車生産が増強されるにつれ、刺激策で支えられた需要とサプライチェーン制約の両方で押し上げられてきた新車・中古車の価格上昇ペースは持続しないだろう。

一部の品目の極端に大きな寄与がじきに剥落し、インフレは沈静化に向かうと見ているのだ。
つまり、インフレも長期金利も上昇でなく低下の方向を意識すべきとなる。

FRBは2日、保有する企業クレジットの売却計画を公表した。
それでもマイナード氏は迷うことがない。
フィクストインカム市場にとって弱気ではなく強気のサインだという。

FRBは、流通市場企業クレジット・ファシリティー(SMCCF)保有分の売却計画を公表した。
クレジット投資家は、これを市場の強さの表れと見るべきだ。
より重要なのは、FRBが送っているメッセージだ。

「FRBが送っているメッセージ」については10日付レポートで忖度されている。
1つは議会対策。
過剰な金融緩和との批判をかわし、政府・FRBの協調の成果を演出できる。
もう1つは、金融政策正常化の進捗を示しつつ、SMCCFを正常化プロセスの枠外におくことができる。
今回の公表は、わざわざFOMC以外のタイミングで行われた。
これをテーパリングに至る段階として意識させないための工夫だったのではないかという話だ。

マイナード氏は、インフレや金利についてコンセンサスと逆方向の予想をしてきた。
みんなが長期金利上昇に警戒していた3月、同氏はデュレーションをロングする好機と話していた。
結果どうなったか。
第1四半期に上昇した長期金利は第2四半期は横ばいを続け、昨日はレンジの下限を割り込んだように見えている。

マイナード氏はディスインフレと金利低下を予想している。
金融政策については、コンセンサスよりはるかに長く金融緩和が継続されると読んでいる。
長期でみれば、株式も債券も上昇すると予想している。


-海外経済, 投資
-, ,

執筆:

記事またはコラムは、筆者の個人的見解に基づくものです。記事またはコラムに書かれた情報は、商用目的ではありません。記事またはコラムは投資勧誘を行うためのものではなく、投資の意思決定のために使うのには適しません。記事またはコラムは参考情報を提供することを目的としており、財務・税務・法務等のアドバイスを行うものではありません。浜町SCIは一定の信頼性を維持するための合理的な範囲で努力していますが、完全なものではありません。 本文中に《》で囲んだ部分がありますが、これは引用ではなく強調のためのものです。 その他利用規約をご覧ください。