海外経済 投資

テーパリングで5-10%の上昇の可能性も:デビッド・テッパー
2021年10月23日

アパルーサ・マネジメントのデビッド・テッパー氏が、条件付きながらもテーパリング発表時にトレーディングのチャンスが来るかもしれないと話している。


今は素晴らしい資産クラスは存在しないだろう。・・・
私は株式も、債券も、ジャンク債も好んでいない。
さほど素晴らしくない他の投資先に対して、何が最良に見えるかの問題になってしまっている。

テッパー氏がCNBCで、困難になりつつある投資環境について語った。

テッパー氏は、2010年の強気予想で有名だ。
その予想は的中し、コロナ・ショックまで10年続いた強気相場は「テッパー・ラリー」と呼ばれている。

テッパー氏は今年の投資活動について、保守的すぎたと反省する。
それでもそこそこ満足する成績を上げたのは、原油などコモディティ投資が良いパフォーマンスを上げたためだという。
同氏は、現在がすばらしい投資時期ではなく、不確実な要因が多いと認めつつ、リスクテイクをやめるべき時でもないとアドバイスしている。

ある程度株式市場での投資を続けるべきだと思うが、これまでになく集中するようなことは良くない。・・・
売って税金を払うのは高くつく。
何だろうが売り逃げたい、市場をショートしたいと心配するような市場ではない。

テッパー氏は、パンデミックを契機として重要な構造変化があったとし、労働市場・インフレ・金利について予見するのが難しいと話す。
FRBでもすべて理解できていないはずと指摘している。
そして、株式トレーディングにおいて、金利はあまりにも重要な変数だ。

「もしも金利が上昇したら、あるいはテーパリングが金利を押し上げたらと考えれば、株式のトレーディングは必ずしも有利といえなくなる。
一方で、(10年)債券が1.6%台に留まるようなら、株式市場はおそらく短期的に上昇するだろう。・・・
問題は、1.6%台で債券に投資するのが愚かに見えることだ。」

識者の中に、現在の市場を《合理的バブル》と呼ぶ人がいる。
本来、合理的でないからバブルなのだが、今回は合理的な要素があるという。
現状の超低金利を前提にすれば現状の高値は合理的だが、前提の超低金利が持続する保証はないからバブルとも言いうるという。

テッパー氏は、市場が前提とする低金利が「愚かに見える」という。
この愚かな水準に関し、トレーディングのチャンスが到来しうるという。

FRBがテーパリングを発表した後にもしも1.6%台に留まるなら、市場は上昇する可能性がある。
トレーディングのチャンスになるかもしれない。
5-10%程度の上げがあるかもしれず、私も参戦し、売り抜けたい。


-海外経済, 投資
-, , , , ,

執筆:

記事またはコラムは、筆者の個人的見解に基づくものです。記事またはコラムに書かれた情報は、商用目的ではありません。記事またはコラムは投資勧誘を行うためのものではなく、投資の意思決定のために使うのには適しません。記事またはコラムは参考情報を提供することを目的としており、財務・税務・法務等のアドバイスを行うものではありません。浜町SCIは一定の信頼性を維持するための合理的な範囲で努力していますが、完全なものではありません。 本文中に《》で囲んだ部分がありますが、これは引用ではなく強調のためのものです。 その他利用規約をご覧ください。