投資

テクノロジー株は買い時:PIMCO
2021年7月1日

PIMCOのエリン・ブラウン氏が、年後半に向けてファクター、インフレ・ヘッジ、新興国市場について投資のチャンスを解説している。


利回りが横ばいになり、少し低下するにしたがい、米インフレもピークに近づいた。
現在、テクノロジーやバイオのような経済におけるグロース・セクターが再び良くなっている。
年後半は、これまでテクノロジー・セクターが売られすぎたこと、バリュー・セクターと比べてバリュエーションがアンダーパフォームしたことを考えると、テクノロジーを買う機が熟している。

ブラウン氏がBloombergで、年後半にグロースが引き続き買われると予想している。

今年第1四半期は、バリュー優勢の相場だった。
インフレ懸念が高まり、長期金利が上昇したためだ。
価値の源泉を遠い将来のキャッシュフローに依存するグロース銘柄は不利な変化だった。
ところが、第2四半期に入ると金利上昇が一服し、わずかに下落に転じた。
こうなると、再びグロースが息を吹き返す。

ブラウン氏は、その状況が年後半も継続すると見ている。

私たちはインフレがピークを付けつつあると考えているが、年末まで高止まりすると見ている。
年末のインフレは間違いなく2020年あるいは2019年よりも高くなるだろう。
これが意味するのは、ポートフォリオにインフレへの備えをしておくことだ。

米インフレについては、一過性か否かという議論が続いている。
足下の高インフレについて一過性の要因があることはコンセンサスだが、では、その一過性の要因が剥落したら元に戻るのか。

実は、PIMCOはこの点について一過性を支持するスタンスを取ってきた。
ダン・アイバシンCIOは「どんなタイプのインフレ圧力も一時的」と語っている。
その一方で「現時点でインフレにならない方に賭けても大きなもうけはない」との現実的な対処をしている。
ブラウン氏の発言もそれにそったもの。
インフレへの備えとして実物資産を推奨している。

  • ハード・コモディティ: 素材や鉱物。
    市場サイクルはコモディティに有利な「サイクル中期に入りつつある。」
  • REIT: 投資家が不動産に戻っている。
    居住用はもちろん、「年末にかけて商業用でも見られるだろう。」

新興国市場でのコロナウィルス変異種のリスクについて尋ねられると、ブラウン氏は、まだ新興国市場にすべてを投資すべきでないと話した。
デルタ変異種のパンデミックがピークを越えるまで、全面的な投資は控えるべきという。
現時点では、2つの点に注目し、投資先を絞るべきだという。

  • 利上げせざるを得なくなる国・地域(為替で有利)。
  • ワクチンが入手出来ている国・地域。

ブラウン氏は、今でこそ国・地域を選別しての投資だが、今後状況が改善するにつれ、新興国市場が広く魅力的になるだろうと予想している。

現時点では、ワクチン入手状況の良い東欧を選好している。
年後半には、より広い新興国市場がアウトパフォームするだろう。


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