ジョージ・ソロス:挫けず米株ショートを拡大

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ジョージ・ソロス氏の投資ファンドSoros Fund Managementが四半期報告書13FをSECに提出した。
前回(12月末)と今回(3月末)の保有ETFの変化から、止まらないトランプ・ラリーの中でもソロス氏がネガティブな見通しを強めた様子が見て取れる。(浜町SCI)


ソロス・ファンドの前回と今回での保有資産の変化から、ETFに関わる資産を抽出してみた。
もちろん、ポートフォリオはETFも他の保有銘柄も合わせた全体で管理されているだろう。
だから、ETFだけから精緻な議論はできない。
しかし、ETFのポジションは市場全体への見方を反映することが多いのも事実。
ETFのポジションからソロス氏の考えを読み解こう。

ソロス・ファンドの保有ETFの変化


読み取れるのは3点:

  • 新興国市場全体の売りは解消したが、ブラジルのショートは残した
  • 米株価指数はRussel 2000、S&P 500ともショートを拡大
  • 1-3月もトランプ・ラリーが続く中でソロス氏は大きな損失を負ったはずだが、それでもショートを拡大している

ソロス氏は1月中旬時点ですでにトランプ・ラリーで10億ドルの損失を被ったとの報道があった。
その損失は1-3月でさらに拡大しているはずだ。
希代のショート・セラーはそれでも挫けず、掛け金を増やしている。
ロシア・ゲートで米政権・株式市場に疑問符がつく中、ソロス氏は大負けを見事に取り戻すのだろうか。

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