ジョージ・ソロス、約2兆円相当を慈善団体へ寄付

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伝説のヘッジ・ファンド・マネージャー ジョージ・ソロス氏が180億ドル(約2兆円)を自身が理事長を務める慈善財団に寄付したことが明らかになった。
この寄付により、同財団はビル・ゲイツ夫妻の財団についで全米で2番目に大きな慈善財団となる。


この巨額の寄付は静かに数年かけて行われたという。
財団の名前はOpen Society Foundations。
ソロス氏が30年以上前に設立し、世界中で民主主義と人権のための支援活動を行ってきた。
支援内容は疫病対策から文化活動まで幅広い。
当サイトで紹介することの多いNPO、Project Syndicateなどにも資金援助を行っている。
いわば、弱者とリベラルの支援者なのだ。
The New York Timesは今回の寄付の性格をこう評している。

「今回の寄付は、保守派の批判に対する避雷針であるソロス氏を、国を揺るがす社会的・政治的論争の真っただ中に据えることになる。」

米大統領選挙以降、ソロス氏については無数のfake newsが飛び交うこととなった。
世界で台頭するポピュリズム勢力は、どういうわけだか専制君主を好み、リベラル勢力を批判している。
世界中でのソロス氏についてのfake newsは政治的理由、カネのため、歪んだ自己満足のためなのだろう。
結果、信憑性のあるニュースをより分けるのが難しい状態が続いている。
今、ソロス氏について確かなことと言えば、ソロス・ファンドのSECあて報告書程度になってしまった。
しかし、それについてもソロス氏は運用から一歩引いた立ち位置になっている。

ソロス氏がオープン・ソサエティ財団に巨額をつぎ込んだ。
これはまさに武器に弾薬を詰めたということだろう。
(もちろん相続税対策もあるのだろうが。)
NYTはソロス氏の昨年11月のコメントを紹介している。

「ここで起きていることを押し戻すために何かをしなければいけない。
ダーク・サイドの力が目を覚めてしまった。」