ジム・ロジャーズ:日本株の売り時を模索

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ジム・ロジャーズ氏がダイヤモンドZAiのインタビューを受けている。
FP読者からすればすべて聞きなれた話であるが、ニュアンスの変化を感じさせるところもあり、いくつか紹介しよう。


リーマン危機越えも

ロジャーズ氏の2017年見通しは従前どおり「悲観的」だ。
「リーマンショック以上の金融危機が来る可能性もある」という。
景気サイクルの観点の他、FRB利上げ・市場金利上昇による世界中の債務の利払い負担増大、政治要因などが理由に並ぶ。

日本株は売り時を模索

日本株ETF保有を公言しているロジャーズ氏は、日本株を保有していながら「日本の破綻は始まっている」と語っていた。
インタビューでは

「買い足すよりも『いつ売るか』を考えている」

と話し、日銀のマイナス金利政策を

「住むにはよくない国になっている」
「コツコツと貯めている人が損をする仕組み」

と厳しく批判した。

2017年はリスク・オフ

ロジャーズ氏は2017年の投資戦略について、リスク・オフを中心に据えているようだ。

  • 金: 1,000ドルで買い
    低調を続けた金も、世界的なインフレから「もう上がっていくしかない」
  • 米ドル: 「過大評価」されたところで売り
    リスク・オフで「米ドルが買われ、他の通貨に対して独歩高が続く」

という。
全体を通して概ね従前の見方を継続している。
しいて言うなら、日本株の売り時が近づいたという点だろう。