ジム・ロジャーズ:日本株に強気なワケ

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冒険投資家ジム・ロジャーズ氏が、広範な資産クラスに対する見方を語っている。
概ね従来通りの見通しだが、とりわけ日本株への強気が鮮明になった印象がある。


(米株価上昇が)続くのに十分なだけ金融は緩和されている。
・・・
(株価上昇が)続くように(日本)政府は米政府よりさらに強烈なことをやっている。

多くの市場関係者と同様、ロジャーズ氏も市場がさらに上げる可能性を口にしたとMarketWatchが伝えた。
そうした可能性の中でも、ロジャーズ氏の考えには資産クラスごとの濃淡があるようだ。

米国株: アンダーウェイト
米国株は割高で、売られ始める可能性があるという。
ただし、市場が下げればFRBの救済が望めるとして、弱気の度合いは小さい。
むしろ、他の投資機会との比較においてアンダーウェイトとしているようだ。

日本株: オーバーウェイト
史上最高値と比べてまだ大きく低位にあること、強力な金融緩和が行われていることが理由。
日銀のETF買いについては相変わらず厳しい。


これは日本を荒廃させるが、日本株保有者にとってはすばらしい。

ロシア: オーバーウェイト
嫌われた市場であり、バリュエーションも割安。
ロシア経済は不況を脱し始める段階にあり、エントリーには好都合。
原油市場の動向に左右されるが、それも追い風が吹いている。
株式だけでなく利回りのいいロシア国債も魅力的だという。

中国: オーバーウェイト
世界経済が順調である限り、中国経済も好調であり続けるとの見方。
中国の公的債務の大きさは心配だが、それは先進各国も同様と言う。

米ドル: 強気
「前回の弱気相場から9年が経っている。
だから何かが起こるとは言わないが、過去を見る限り何かが起きてもおかしくない。
世界は問題にあふれている。」
何か悪いことが起こった時のリスク回避先が米ドルだという。

ビットコイン: 近づくな

歴史を通して私が見てきたすべてのバブルと似た様子・臭いがする。

スイスフラン: リスクあり
スイスの中央銀行はFANG株を買い入れており、これが通貨リスクとなる。
米国株が売られたら、スイス・フランは大惨事になるという。


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