投資

ジム・ロジャーズが教える成功のヒント
2020年5月12日

ジム・ロジャーズ氏が、投資家の98%より先んじることができるルーティーンなど、投資の成功のためのヒントを語っている。


みんな私のことを逆張り投資家というが、私の考えでは、私は安いものを探しているだけなんだ。
何か変わったところを探しているんだ。
何かが安い時、それが看過されているのは明らかだ。

ロジャーズ氏がインドETで、自身を逆張り投資家と呼ぶのは当たっていないと説明した。
同氏は常々、上がっているものには興味がなく、下がったものを買いたいと話している。
このことから逆張り投資家と言われることがあるが、本人の意識はそうではないようだ。
何か変化があったところ、もちろん下がったところに注目する。
そこに割安なものがないかを探しているのだ。

私は他の人たちがみんな買っているものには興味がない。・・・
私はバリューを探していると言っている。

逆張りではなくバリュー投資と言いたいようで、実際そうなのだろう。
同様のことを2017年のインタビューでも述べていた。

ロジャーズ氏が初めてウォール街を訪れたのは21歳、インターンシップの時だった。
専門が経営でも法律でもなかった学生の金融知識は限られていた。

「21歳の時、私はたまたまウォール街で夏のインターンを行った。
私は株式と債券の違いもわからず、同じものと考えていた。
私が知っていたのは、1929年に何か悪いことがあったということだけだった。」

21歳の学生は、正しくやれば儲かる世界を目にして「恋に落ちた」。
借金はないが全財産が600ドルの新米は、数年後に10億ドルを手にし驚いたという。
ロジャーズ氏は投資の世界での成功の秘訣を語る。

自分で考え、独立した考え、好奇心を持つことが重要だ。・・・
集団についていかないこと、これが何にせよ人生で成功する方法だ。

もちろんこれは第一歩に過ぎないのだろう。
好奇心があって、自分で考え、結果とんちんかんな結論を出したからといって、成功するはずはない。
他の人と異なる、役立つ結論に至らなければいけない。
そこに至るためにはどうすればよいのか。

ロジャーズ氏は「宿題」の大切さを説く。
同氏は最初、ウォール街のプロたちが「すべてのことを知っている」と思っていた。
ところが、実際には企業の年次報告書さえ読んでいないことに気づく。

私はとても若い頃に、もしも年次報告書を読めば、ウォール街の投資家の98%よりよくやっていることを学んだ。
年次報告書の脚注まで読めば、誰よりもよくやっていることになる。・・・

ロジャーズ氏は、宿題をやれば成功できるかもしれないと話す。
もちろん成功が約束されるはずはないが、成功に近づく1つの道であるのは間違いない。
それがわかっているはずなのに、みんな努力を厭うとロジャーズ氏は嘆く。

「でも、誰もやりたがらない。
みんな早耳情報をねだり、今週のうちに金持ちになりたがる。
宿題をやらず、年次報告書を読まず、企業について学ぼうとしない。」

もちろん企業情報だけで勝てるわけではない。
かつてと比べると、企業情報など市場関連の情報はかなり一様にあっという間に広まるようになった。
結果、そこで競争上の優位を得るのは難しくなっている。

仮に100人の人が1つの部屋に入りインターネット等を見て、同じ瞬間に全く同じことを知ったとしても、正しいことができるのはわずか7-8人だろう。
判断力はすべての人に与えられるものではない。・・・
情報は速くとれるが、判断力・経験などがなければ意味がないんだ。


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