ジム・チャノス:米税制改革でヘルスケア産業が売りに

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息の長い空売りで有名なKynikos AssociatesのJim Chanos氏は、米共和党の税制改革案が意図せざる帰結をもたらすと予想している。
ヘルスケア業界が冬の時代を迎えるのだという。


「1986年の(レーガンによる)税制改革案で興味深いのは、多くの改正を意図したのに実際に起こったのは意図せざる帰結だったことだ。」


Kynikos’ Jim Chanos: ‘Winter is coming’ for health-care stocks with tax bill from CNBC.

チャノス氏はCNBCで共和党が成立を急ぐ税制改革案を批判し、予想される市場への影響の1つを予想した。
税制改革案に織り込まれたオバマケアを骨抜きにする条項がヘルスケア産業に予想以上の影響を及ぼすという。
この問題点についてはローレンス・サマーズ元財務長官も指摘している。
サマーズ氏によれば、この条項によって控えめに見ても年数千の人が死ぬことになるという。
チャノス氏はヘルスケア産業への影響を語る。

「冬が来る。
デフレがやってくる。
・・・
インフレではなく、デフレがやってくる。」

チャノス氏は、オバマケアを正面から撤廃しようとしない共和党のやり方を「姑息」と批判する。
(共和党やトランプ大統領はオバマケア撤廃では失敗している。)
同時に、売りを仕掛ける対象に対しても冷徹だ。
銘柄選びの条件を淡々と語っている。

「ヘルスケア経済の周辺に存在し、既得権益をむさぼってきた企業群を検討している。
彼らは基本的にすれすれ駆け引きで薬価を決めようとしてきた。
それももう終わりだ。」


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