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ジェレミー・シーゲル ジェレミー・シーゲル:法人減税が株を押し上げる

昔を思えばまだ超低金利

シーゲル教授は、同時に進んだ金利上昇が株にとって向かい風と認め、金利感応度の高いセクター(REITや公共サービスなど)は試練を迎えると予想した。
一方で、金融株では金利上昇が大きなプラスであることも指摘した。
そうした短期的な見方を述べた上で、シーゲル教授は、もっと大きな絵を見つめなければいけないと語る。
ジェフリー・ガンドラック氏の示唆した)3%の長期金利が株価に打撃を与えるとは考えられないとの見方を示した。


「長い目で見れば3%は信じられないくらい低い。
・・・
配当株は3%程度の配当を支払い、成長とインフレ・ヘッジの可能性さえ提供している。」

シーゲル教授の見方はまっとうなものだ。
3%の米長期金利は歴史的に見て極めて低い。
しかし、忘れてはいけない。
強気派の多くは、この歴史的低金利に至るまでの金利低下について、株高の材料として重視してきた。
シーゲル教授は今でも低金利を材料として挙げている。
それが逆転するときには株価巻き戻しの材料にならないというのは論理的に矛盾している。

日経平均の高値とは状況が異なる

Bloomberg(London)は米国の日本化を疑っていたようだ。
シーゲル教授に、日本株の長期低迷から何か言えることはないかと問いかけている。

日経平均とWilshire 5000
日経平均とWilshire 5000

教授は日経平均が1989年に39,000円水準にあった時、PERが90倍だった点を指摘した。

「これは世界の主要市場にとって完全に持続不可能な水準だった。
だから、その天文学的な水準からのリターンは乏しいものになった。」

シーゲル教授は、現在、日米株価ともに手堅い水準にあり、金利が低く、企業収益が底を打ったと強調。
現水準の株価が持続可能であると説明した。


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