ジェレミー・シーゲル:期待で買ってニュースで売れ

ウォートンの魔術師 ジェレミー・シーゲル教授が、米減税は市場にすべて織り込まれたと話した。
昨年来の上げ相場をことごとく当ててきた教授も、今後の市場のドライバーを見つけられないでいる。


私は税制改革案に賛成の立場だが、『期待で買って、ニュースで売れ』だ。
法人税改革のすべてのいいところは過去2か月の上げ相場で織り込まれてきた。
これからどれだけ上げるかはわからない。


Rising rates and political uncertainties will weigh on the market: Jeremy Siegel from CNBC.

シーゲル教授はCNBCで米市場を押し上げてきた好材料が一服したと語った。
11月初め、2017年を2か月残した時点で、シーゲル教授は減税を材料としてダウ平均24,000を予想した。
すでに市場に警戒感が満ちていた中での強気予想だった。
昨日の終値は24,726.65だから、その予想を上回るできだった。
25,000まであと1%だから到達する可能性は十分あると教授は言うが、この先力強い材料は残っていないとも示唆する。
最も直接的にEPSを押し上げる法人減税の織り込みが終わったと見ているのだ。


さらに、20日の市場はシーゲル教授にもう一つの心配材料を与えた。
頭打ちを続けてきた米長期金利が小幅ながら抵抗線を破って上抜けたのだ。

「来年もこうしたことが多く起こりそうだ。
それが来年の大きな試練となる。」

シーゲル教授は以前から、景気が熱しすぎることによる金利上昇を警戒してきた。
完全雇用に近いのに刺激策を続ければ、いつかは賃金・物価の上昇に結びつく。
景気の過熱は(持続性は別として)実質金利を押し上げるかもしれない。
いずれにしても、名目金利は上昇する。

心配は金利だけにとどまらない。
経済政策も今後停滞する可能性があるという。

「共和党は中間選挙で政治的な困難を迎えるだろう。
2018年に共和党の他の政策が議会を通るかどうかわからない。」


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