ジェレミー・シーゲル教授:ノイズを切り離せ

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ウォートンの魔術師 ジェレミー・シーゲル教授が、来年の米国株の上昇を5-10%と予想した。
あわせて、市場を予想する上で最も重要な要因を明かしている。

「税制改正法案通過にかけてさらに米国株は上がると予想している。
法案は通過すると考えており、年内なら最良だ。」


この2年近く米市場の上昇を的中させ続けてきたシーゲル教授が、CNBCでさらなる一押しを予想した。


Wharton’s Jeremy Siegel on the next milestone for the Dow, bitcoin and more from CNBC.

シーゲル教授は法人減税を念頭に、プラスのイベント前で売るべきではないと示唆した。

「法人減税は特に市場が求めているものだ。
税引後利益を8%程度も押し上げ、株式にポジティブだ。」


新興国市場などに目を向けろ

教授は法人減税の後も株価下落を想定しているわけではないという。
しかし、その後の株価上昇はこれまでのように順調にはいかなくなるだろうという。

「市場はいっぱいいっぱいのバリュエーションに向かい上げている。
それは市場が踊り場、弱気相場などに差しかかることを意味してはいない。
しかし、将来は15-20%の上昇とか、年内のさらなる上昇とかは難しくなるだろう。」

教授はこれまでの株価上昇を減税とその企業収益への好影響に対する期待によるものと分析している。
市場が結果を消化したところで、大きな上げ要因は終わる。
教授は来年の米国株についてFRB引き締めや政治的不確実性をリスクとして挙げた上で、上昇幅を5-10%と予想している。

シーゲル教授は自身の資産運用について尋ねられると、外国資産、とりわけ新興国市場の割合を増やしていると答えている。
数年前の下げによって、新興国市場は割安の状態が続いているからだ。

今でも、欧州は米国より、新興国市場は米国より割安だ。
グローバルな、国際的な株を無視してはいけない。
来年でなくとも、今後3-5年のポートフォリオでもいいから。

(次ページ: シーゲル流投資の神髄)


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