ジェレミー・グランサム:S&P 500は3,000超へ

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大手投資会社GMOの共同創業者Jeremy Grantham氏が現在はまだバブルではないとし、バブル崩壊は相当に遠いと語った。
今の上昇ペースならさらに18か月は上昇し、S&P 500指数のピークは3,000超になるという。


現在、数字の上では伝統的にバブル領域とされた状態にある。
しかし、心理的な指標は何も見られない。
2000年(ITバブル)や1929年(大恐慌前)に見られた信用バブルは今は見られない。
明らかな投資家の熱狂もない。

バブルの研究家として知られるグランサム氏が印Outlookのインタビューで、現在はバブルではないと語った。
同氏は2014年には米大統領選後にバブル崩壊を迎えると予想していた。
その後、2000年以降市場環境が大きく変化したことを見出し、現状がバブルではないと見方を変えていた。

グランサム氏は当初便宜的に、価格から定量的にバブルを定義したという。
その上ですべての時代のすべての資産クラスについて300のバブルを抽出し研究した。
こうした研究にも関わらず、バブルの本当の定義とは「極端な感情的な振る舞い」であるべきとし、現在はバブルではないと言う。
それは、過去の大きなバブルとの比較でも明らかだという。
CAPEレシオが現在より高かった2000年のITバブルをこう振り返る。

「2000年を振り返れば、市場は毎日大きく上げ下げして、鐘が鳴り、パーティだった。
だから、古典的なバブルと市場崩壊を待つなら長い時間がかかる。」

数字ではバブルを測れないと考えるグランサム氏は、バブルのチェック・ポイントをいくつか挙げる。
いずれも市場や人々の振る舞いである。

  • 人々が夢見心地か?
  • バリュー株を売ってグロース・ファンドを買ったり、今よりはるかに速いペースでAmazonやAppleの株を買い増していないか?
  • 市場が急騰を始めたか?
  • 「どんどん集中し、どんどん上がり、どんどん熱狂し・・・」
確かに現状はまだこうした状況にはない。
グランサム氏は、市場に熱狂が立ち込めバブルが崩壊寸前になりまでにはまだまだ市場は上昇すると予想する。

「今のペースなら18か月かかる。
価格が根拠というわけではないが、S&Pにして3,000を超える。」