シーゲルとシラー両教授の新指数がローンチ

Athene USAとAnnexusが先週、2つの新たな指数を発表した。
その考案に携わったのが、かのジェレミー・シーゲル教授とロバート・シラー教授だ。


その2つの指数とはWisdomTree Siegel Strategic Value IndexとShiller Barclays Global Index。
いずれもバリューに注目した指数となっている。
それぞれ眺めておこう。

記事またはコラムは参考情報であり、投資勧誘を行うためのものではありません。いかなる投資もご自身の調査・分析・責任にもとづいてご判断ください。
 

The WisdomTree Siegel Strategic Value Index

米公開企業で規模の大きな500社について営業利益とバリュエーションを四半期ごとに評価、最も過小評価されている4セクターを選定する。
さらに、短期的な戦略的アロケーション変更も行い、株価下落局面でもリターンを得られるよう努めるという。
シーゲル教授によれば

「伝統的なバリュー指数はしばしば特定のセクターにずっと重く配分する傾向がある。
この指数は、良好なバリューのチャンスを見つけるためにユニークな手法を用いている。」

この指数についてはすでに誕生秘話をお伝え済みだ。
その時シーゲル教授が明かした感想は「ワオ、これは時価総額加重よりはるかにいいじゃないか!」だった。


The Shiller Barclays Global Index

シラー教授の新指数は、バリュー投資とモメンタムに着目し、日米欧に分散することを目的としている。
Shiller Barcleys CAPEレシオを用い、先進国市場から割安な市場を選定。
月ごとに割安な株式・債券・コモディティの中でリバランスする。
さまざまな市場環境でも安定したリターンを上げることを目指している。
シラー教授によれば

「私たちの指数は、チャンスを求めリスクを管理するために、プラスのモメンタムを持つ世界の多様な主要資産クラスの中から低価格の要素を探すものだ。」

教授はBloombergでその真意を話している。

ホーム・バイアスという顕著な現象がある。・・・
強気相場が米市場のCAPEレシオを、研究した26か国中で最高にまで押し上げた。
米株価水準は世界一高い。
完全に米市場から手を引けとは言わないが、減らすべき時なんだ。

意図したわけではなかろうが、米市場への信念を貫くシーゲル教授と米市場は高すぎるから分散すべきと考えるシラー教授の意見が象徴的に表れた指数となった。
もっとも、シーゲル教授も国際的な分散は必要と考えている。
ただ、このところ落ちるナイフをつかもうとして血だらけになっているだけなのだ。


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