ブラックロック

 

サイクル終盤はヘルスケア:ブラックロック

資産運用の世界最大手BlackRockが『Global Investment Outlook 2019』を公表した。
その中で世界の株式市場のセクター別魅力度について触れている。


私たちは(景気)サイクル終盤の潜在力という観点からヘルスケア・セクターを選好している。

ブラックロックは、世界経済のサイクルを勘案した上で、ヘルスケア・セクターを推奨している。
景気サイクルが成熟するにつれ、投資家は投資対象の「質」に注意すべきとし、2019年に魅力的なリスク調整後リターンが予想される3条件を挙げている:
・クォリティ
・ボラティリティが小さい
・大型株
ここでの「クォリティ」は、フリーキャッシュフロー、成長力、バランスシートが強い銘柄と定義されている。

これが顕著なセクターの1つがヘルスケアだ。
このセクターはまた、世界経済の成長に対して低い感応度を示し、これが歴史的にサイクル終期に反発力を与えてきた。

他にもヘルスケアを推す理由として
・有利な人口動態
・技術革新のトレンド
・ディフェンシブの中では強い利益トレンド
を指摘し、具体的な業種として製薬・マネージドケア・医療技術を挙げている。

ブラックロックは、ヘルスケアの他にもう1つセクターを奨めている。

私たちはまだテクノロジー・セクターについて諦めていない。
最近の売りの多くは、超大型株への一時的圧力や、慎重な投資家がオーバーウェイトしていた銘柄を減らしたことによるものと見ている。

同セクターのよい点は「利益・バランスシートがまだ健全に見えること」。
このため、テクノロジーは「クォリティ」の分類に入るという。
逆に、ヘルスケアやテクノロジーの注意点は、割高なバリュエーション・規制動向だという。

ブラックロックは、地域別の株式市場のタクティカルな見通しを以下のように提示している。

  • オーバーウェイト: 米国、新興国市場、日本を除くアジア
  • 中立: 日本
  • アンダーウェイト: 欧州


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