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ブラックロック サイクル終期のポートフォリオ戦略:ブラックロック
2019年4月9日

資産運用の世界最大手BlackRockのリチャード・ターニル氏が、サイクル終期のポートフォリオについて解説している。
リスク・オンを奨めつつも、リスクフリー資産による分散が重要と述べている。


「リスク資産がさらに上げる道が狭まっていることを考えると、第1四半期の上昇が繰り返すとは考えにくい。」

ターニル氏が自社ブログで、米国株市場について書いている。
景気後退懸念、インフレ圧力とFRB利上げ、地政学的ショックは今後も再発する可能性があるといい、概ね一本調子に上げた第1四半期のような展開はありそうにないと注意を喚起している。
だからと言って、ディフェンシブに傾くよう奨めているわけではない。
リスクとリターンを勘案しほどよいリスク・オンを継続するよう3点を奨めている。

  • 米国株: 「控えめに選好」
    ターニル氏はリスク要因が多いと認めつつ、株式を分散ポートフォリオの中に組み込むことを奨めている。
    「株式は歴史的にサイクル終期において好パフォーマンスを上げる。
    世界の株式における市場心理や投資家ポジショニングは熱狂からは程遠い。
    最近の債券利回りが持続するならば株式バリュエーションをより妥当なものとする。」
    その一方で、柔軟な対応も奨めている。
    「投資家はリバランスを検討してもよい。
    上昇においては、年初来最も強いパフォーマンスを上げた銘柄について利益確定をするなどだ。」
  • 株式全般: 地域・銘柄選択が重要
    米国株はクォリティ(ヘルスケアやテクノロジーなど)。
    新興国市場株式。
    欧州は望み薄。
  • 米国債: 「ショック・アブソーバー」
    ターニル氏は、米国株と米国債の逆相関の関係は健在だと言う。
    また、イールド・カーブは緩やかにスティープ化すると予想し、根拠として堅調な経済成長、FRBが利上げをしない可能性、FRBバランスシートの短期化の可能性を上げた。
    「これらのことは2-5年債や物価連動債が望ましいことを支持している。」

リスク・不確実性が多く存在する中で、ターニル氏は両にらみのポートフォリオを組み上げるよう奨めている。

私たちが好ましいと考えるやり方は、反発力のあるポートフォリオを構築するというものだ:
国債に十分配分し、側面で株式に対して選択的なリスク・テイクをする。


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