米ゴールドマン・サックスが、来年2017年の市場の10大テーマを挙げた。
そのオーソドックスな内容をCNBCが伝えている。
ゴールドマンが挙げる10大テーマは次の通り。
概ね理にかなった素直な予想になっている。
- 期待リターン: わずかに改善
改善するが、依然低いまま。
「米経済の周期的成長は強まるものの、資産市場には大きな影響はない。
かわりに低インフレと金融緩和をリフレと金利上昇に変化させる。」
ゴールドマンの2017年末のS&P 500予想は現状並みの2,200。
日本以外のアジアは12%リターンの可能性があるという。
米10年債の2017年末利回りは2.75%を予想。
- 米財政政策: 経済成長志向
トランプ氏のインフラ支出・軍事費拡大を議会共和党は許容する。
- 米通商政策: 懸念は行き過ぎ
市場は心配しすぎな上、議会共和党もブレーキを踏むはず。
- 新興国市場リスク: 「トランプ・ショック」は一時的
- 金融政策: 信用創造の手段に注目
- 企業収益の成長不振: 変化の兆し
- インフレ: 先進国で高まる
減税やインフラ支出・軍事費拡大がリフレに働く。
原油価格上昇が来年初にもインフレを押し上げ、各国中央銀行は物価目標2%を超えるインフレを許容するかもしれない。
- 次の信用サイクル: ゆるやかで静かに
- イエレンFRB議長再任: 現状未定