ゴールドマン・サックス

 

ゴールドマン:米国株は1990年代と似ている

ゴールドマン・サックスが2018年の米国株にそこそこ強気の予想を示した。
10大テーマ10大トレードでは出番の多くなかった米国株だが、さすがにホーム・グラウンドでは弱気になれないようだ。


現在の株価上昇は1990年代の強気相場の様相と似てきた。

ゴールドマンのDavid Kostin氏が21日付のレポートでこう書いた(Yahoo Finance報)。
1990年代とはどんな時代だったろう。
日本にとっては「失われた10年」という苦しみの時代であり「失われた四半世紀」の始まりだった。
しかし、米国ではブラック・マンデーの傷をあっさりと癒し、黄金の時代を謳歌していたのである。

Russel 3000指数
Russel 3000指数


「(ブラック・マンデーのあった1987年の)12月の弱気相場の底から1996年にかけて、S&P 500指数は330%(年率17%)のトータル・リターンを上げた。
これは、現在の上昇幅(それぞれ350%、19%)よりわずかに小さい。
(1996年までと現在までの)両方で経済拡大は長く続いた。
(1990年代では120か月、現在の景気拡大は100か月を超え続いている。)
インフレが落ち着いていることが、両期間の株式強気相場の継続に貢献した。」

アラン・グリーンスパンFRB議長(当時)が市場動向を「根拠なき熱狂」と牽制したのが1996年の12月である。

「根拠なき熱狂がいつ不当に資産価格を上昇させたかを知るにはどうしたらいいのだろう?
日本の過去10年のように、資産価格高騰は予期できない長期的な収縮をもたらしかねない。」

コスティン氏は、グリーンスパン議長の警告の後、米市場がさらに倍以上に上昇を続けた点を指摘する。
2018年はまだ「根拠ある熱狂」が続くとし、その根拠を挙げている:
・米・世界経済の拡大
・低く緩やかに上昇する金利
・減税に後押しされる企業収益拡大

「現在の株式市場のバリュエーションは歴史的な比較では確かに伸びきっている。
しかし、高水準にある企業収益を考えれば、不合理なものとは思われない。」

その上でS&P 500指数を以下の通り予想した:
 2018年末 2,850
 2019年末 3,000
 2020年末 3,100


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