ゴールドマン・サックス

ゴールドマンの2018年の推奨トレード

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ゴールドマン・サックスが恒例の新年の推奨トレード『Top Trade Recommendations for 2018』を発表した。
新年10大テーマとあわせて参考にしたい。

ゴールドマンは推奨トレードを練るにあたって「10大テーマ」から重要なポイントを4点抽出している。


  • 世界経済は力強く同時拡大: 2017年・2018年について4%成長を予想しており、コンセンサスを上振れすると予想。
  • 景気後退リスクは比較的小さい: インフレは低位安定しており、FRB金融引き締めが行き過ぎる可能性は小さい。
  • 市場調整リスク: 景気は強くとも市場の調整は起こりうる。
    賃金上昇による企業収益圧迫、金融政策正常化に対する市場心理が予想以上の金利調整をもたらす可能性。
  • 新興国市場に成長の余地が大きい。

こうした環境認識を前提として、ゴールドマンは次のトレードを推奨している。


1) 米10年債をショート
目標3.0%、ストップ・ロス2.0%
年内は日欧の金融緩和が米イールド・カーブを低下・フラット化させるため、FRBは市場予想以上に利上げを迫られる。
景気サイクル終期のインフレの不確実性・FRBバランスシート縮小や米国債増発により、年後半に米イールド・カーブの期間プレミアムは正常化すると予想。

2) ユーロ/円をロング
目標140、ストップ・ロス130
今後数か月でユーロ/ドルは1.20ドル、ドル/円は120円に戻ると予想するため。
ユーロ/ドルの長期的フェア・バリューは1.30程度。
日銀のイールド・カーブ・コントロールが継続すると見込まれる中、世界経済拡大により海外では金利が上昇する。
結果、円安となり、ドル/円は循環的な高値をつけにいくと予想。

3) MSCI新興国株価指数をロング
目標1,300、ストップ・ロス1,040
歴史的水準からみて新興国株は安いとは言えないため、8%下落の1,040でストップとする。
米国株よりは安いため、リスク・オフ時のクッションになりうるという。

(次ページ: アジア通貨のレラティブ・バリュー)

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