投資

ゴールドマンが引用したセス・クラーマンの言葉
2020年3月19日

ゴールドマン・サックスが、バウポスト・グループのセス・クラーマン氏の言葉を引きつつ、緩やかなリスク・オンを奨めている。


私たちは、米経済の反発力・優越性を鑑み、市場が最終的にはより高い目標に向かうという方を確信している。

ゴールドマンのシャーミン・モサバー・ラーマニ氏らのグループが16日付ノートで、年末に向けて強気な見方を示している。
丁寧にコロナ・ショック関連のファクトを整理した上で、株式へのエクスポージャーを今減らすべきでないとし、理由を7つ挙げている。

  1. すでに大きな下げ: 市場はすでに典型的な景気後退時の下げ30%を織り込んでいる。
  2. 高ボラティリティ: 市場が恐怖に包まれている時は売りより買いのチャンスであることが多い。
  3. ウィルス封じ込め: アジアでの実績を参考に、今後改善する可能性がある。
  4. 政策対応と経済状態: すでに大幅な金融・財政政策が講じられており、コロナ・ショック前の経済状況は良好だった。
  5. 専門家の楽観: バイオ企業の専門家の中に、実績をもとに楽観的見通しを語る人がいる。
  6. 米国株の年末見通し: ゴールドマンによる年半ばの見通しは下がっているが、年末の見通しはさほど下がっておらず、現株価よりかなり上方にある。
  7. リスク・テイク拡大の好機: 過剰な現金を抱えた投資家なら、ゆっくりとポートフォリオのリスク水準を高める好機。

さらに、ゴールドマンは7つめのリスク・テイク拡大の方法についても提案している。

  1. ポートフォリオ・ヘッジの戦略を解除する。
  2. 割安感が低下したリスク・ポジションを調整。
  3. リスク資産そのものを買う代わりにオプションを使う。
  4. リスク資産そのものを買う。

ゴールドマンはこのノートの中で、リーマン危機後の2009年バリュー投資家セス・クラーマン氏が語った長期投資についての教訓を紹介している。

『本当に長期的な見方を維持するためには、投資家は大きな短期的な損失を甘受しなければならない。
短期的な苦痛の可能性なしには長期的なリターンは得られない。
投資家であり続ける(デイ・トレーダーや傍観者にならない)能力こそが、この環境においてほとんど先例のない有利さを与えてくれる。』


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