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コロナ後の投資チャンス:ジム・ロジャーズ

ジム・ロジャーズ氏が、コロナ・ショック後の投資のチャンスを語っているが、チャンスよりその裏面の方が心配になるような内容だ。


(コロナ後に)良いパフォーマンスを上げるのは、それまで押し潰されていたものだ。
述べたとおり、運輸・海運・旅行・ホテル・外食、これらはすべて今押し潰されている。

ロジャーズ氏がインドET Nowで、コロナ・ショック後の投資のチャンスを尋ねられて答えた。
同氏の一貫した推奨《下がったものを買え》である。
ロジャーズ氏は、ここで挙げたものの一部に破綻が起こると警告し、うまく避けるよう促している。

ロジャーズ氏は、リバウンド期待ではなく、今後成長が見込まれるセグメントについても言及している。

  • ネット医療
  • 宅配: 医療関連、食品
  • ネット教育
  • ネット金融

こうしたセグメントが現在勢いを得ているのは間違いない。
しかし、ロジャーズ氏はカテゴリーを挙げただけであり、実際に投資にあたっては内容を吟味することが必須だろう。
コロナ特需で恩恵を受ける銘柄には2つの道がある。

  • 成長軌道へ: これまで離陸できなかった事業がついに離陸し、成長ペースを高めるというハッピー・エンド。
  • 後戻り: 特需は特需にすぎず、ウィルスの問題が小康すると、元に戻ってしまうバッド・エンド。

ロジャーズ氏は、コロナ後の投資のための本を書くとすれば何を説きたいかと聞かれて、今までと何も変わらないと答えている:

  • 人に聞かない。
  • 知っているものだけに投資する。
  • 厳選する。
    「人生で20個にしか投資できない状況に置かれれば、大きな成功が得られる。
    用心するし、(頻繁に)出入りせず、やっていることを理解できるはず。」

ロジャーズ氏は、世界が変わりつつあるという。
その一方で、人々がお金を保有し、貯蓄し、投資することはなくならないという。
ただ、それらがみなインターネット上で行われるようになるという。

私の子供たちが大人になる頃には、郵便局に行くことはなくなるだろう。
その頃には銀行にもめったに行くことはなくなるだろう。
世界中、銀行・郵便局などたくさんの不動産が空になるだろう。
だから、大きなチャンスになるが、知っていることに留まることだ。

ネットやフィンテックにチャンスがあるのはそうなのかもしれない。
しかし、それよりも不動産業で増大するリスクの方が心配になる一言だ。
経済の停止とともに、企業だけでなく不動産所有者の負担も累積していく。
来年オリンピックが開けるのか、たくさん建てられたホテルがそれまで持つのかなど、心配は尽きない。
こうしたマイナス面は、概して低コストのITビジネスでのプラス面を大きく上回ってしまうだろう。


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