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コロナ・ショックにはプラスもある:ジェレミー・グランサム
2020年3月17日

大手投資会社GMOの共同創業者ジェレミー・グランサム氏が、コロナ・ショックにはプラスの面もあると解説している。


(コロナウィルスが)ネットでプラスなのかマイナスなのか判断するのは難しい。
こうしたことは神秘的に働き、多くの影響を及ぼす。
気候変動にも少なからずだ。

グランサム氏がThinkAdvisorに語った話は、他の市場関係者とは一線を画している。
同氏はコロナ・ショックにプラスの面も見ているのだ。
何がプラスになりうるのか。
それは、グランサム氏が近年取り組んできた環境問題だ。

「もしも、みんなが旅行を少なくし、自宅でしばらく余暇を過ごせば、汚染は減り、交通事故死亡者も減る。
多かれ少なかれ不愉快なことはしばらくすべて減り、コロナウィルスの不快さを和らげてくれるだろう。」

極論とも思えるこうした発言だが、グランサム氏の環境問題、とりわけ気候変動への危機感の表れだろう。

グランサム氏といえば、以前はむしろバブルの研究家として有名だった。
2000年のドットコム・バブル、2006-07年の住宅バブルでは的確に危機の到来を警告していた。
同氏が警告した時、市場は効く耳を持たなかったと言うが、予想は的中し、同氏のこの分野での名声は高まった。
そのグランサム氏が13年ほど前から環境問題をテーマに挙げている。
当初は投資家が目を回したというが、今ではみんな興味を持って聞いてくれるという。

グランサム氏はコロナ・ショックがプラスに働くあと2つの可能性を紹介している:

  • サプライチェーンの一部短縮(自国近くで製造する)が、エネルギーの節約になる。
  • 手洗いなど衛生面の習慣の改善で、季節性インフルエンザによる死亡が減る。

これらがネットでいいことなのかは疑問も残ろうが、1つ重要なメッセージがある。
物事には両面があるということだ。
人間は困難を迎えるたびに新たなイノベーションを模索してきた。
困難とネットした結果、喜ぶべきかどうかはわからないが、とにかく良い側面もあることは事実だ。
それを認識することは、現在の困難の先を見据える上で有益かもしれない。

グランサム氏は運用するGMO Climate Change Fund(GCCHX)について尋ねられ、紹介している。

これはESGファンドではなく、金儲けをし気候変動を理解するファンドだ。
大量の銅、(電池用)リチウムを保有している。
銅は電化の中心的役割を担い、グリーン経済にとって必須のものだ。

その他、風力・太陽光関連、再生可能農業関連などに投資しているという。


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