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グッゲンハイム スコット・マイナード コロナウィルス下でのヘッジ手段:スコット・マイナード
2020年2月27日

グッゲンハイム・パートナーズのスコット・マイナード氏が、新型コロナウィルスで揺れる市場の見通しを語り、現時点でのヘッジ手段を説いている。


現時点でのエピデミックの規模を考えると、大きなサプライチェーンの混乱が起こらないとは考えにくい。
また、企業の利益やキャッシュフローに圧力が加わり始めるだろう。
もう1つは、早期に封じ込めできなくなる分岐点に達したと考えている。

マイナード氏が26日CNBCで、新型コロナウィルスは早期に収束しないとの見通しを述べた。
今週のどこかがその分岐点となり、ウィルスの感染が米国で広がるだろうという。
結果、米企業の利益や雇用に深刻な問題をもたらし始めると警告した。

米国でもすでに2桁のコロナウィルス感染者が報告されており、中には感染経路がはっきりしない患者もいる。
トランプ大統領は昨日の記者会見で、同ウィルスのリスクは低いと強調したが、同時にペンス副大統領に対策を担当させるなど、軽視できる事態でないのも明らかだ。
サンフランシスコ市のように、ウイルス感染の予防のため非常事態宣言を出す地方自治体も出てきている。

マイナード氏は、今後の米国株市場の見通しについて話している。

仮にS&P 500が3,000-3,100レンジのどこかで持ちこたえて、コロナウィルスを封じ込めたとの証拠が出てくれば、十中八九、中央銀行の流動性が勝り、前よりも高くまで株価を押し上げるだろう。

26日のS&P 500終値は3,116.39。
マイナード氏のいう下限3,000まであと3.7%だ。

マイナード氏は「前よりも高くまで」の部分を説明している。
それは、株安と同時進行する金利低下が関係している。

「現在イールド・カーブのすべての年限が2%未満で、史上最低記録を作っている。
もしも中央銀行が輪転機を回し続けるなら、債券利回りをさらに低下させるだろう。
それは、ジャンク債など他の投機的資産も支えることになろう。」

コロナウィルスの問題が起こる前のマイナード氏の今年の米国株予想は、10-15%上昇であった。
同氏は度々リスク資産の価格が割高にあると主張してきたが、それでも株高を予想していた。
これも緩和的金融環境を見越してのことだった。

下方修正するかとの問いに対しては、まだしばらく様子を見ると答えている。
ウィルス問題が制御されているという主張をしばらく信じてみるとの前提だ。
実際にはマイナード氏はS&P 500が3,000を割り込むと予感しており、そうなれば下方修正を行う予定だという。

マイナード氏は、先の見通しの立たない現時点での投資戦略について語っている。

こうした環境では、ヘッジのために少し債券を持つべきだ。
もう1つのお金の置き所は貴金属。
特に銀は金より魅力的だ。


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