海外経済

【短信】コロナウィルスは金融緩和の理由になる:ダン・ファス

Loomis Saylesのダン・ファス副会長が、コロナウィルスのFRB金融政策への影響についてコメントしている。


これ(コロナウィルス)が続き拡大するとの前提なら、支える1つのやり方は金融システムの流動性を可能な限り高めて(経済を)支持することだろう。

ファス氏がBloombergで、コロナウィルスの影響に対応するためにFRBが利下げを行う可能性について言及した。
同氏は、ウィルスの問題がなければFRB利下げの可能性は低かっただろうとしたものの、この問題によりむしろ利下げすべき状況に変化したと説明した。
FRBはシステムの安定を重視しており、外国経済・市場の影響にも配慮すべきという。

コロナウィルスへの感染が確認された公表件数はすでにかつてのSARSを上回り、死者の数も3桁に及んでいる。
交通や事業活動に大きな支障が出ており、中国を中心に各国経済を下押ししかねないと心配されている。

CME FedWatchによれば、市場が予想する12月20日時点でのFF金利の誘導目標は

  • 1.50-1.75%(現行): 26.6%(1か月前は46.0%)
  • 1.25-1.50%: 37.3%(同36.9%)
  • 1.00-1.25%: 23.3%(同12.5%)
  • 0.75-1.00%: 7.9%(同2.3%)

市場は徐々に利下げを強く織り込みつつある。
しかも、その幅が25 bp × 1回にとどまらなくなっている。

ファス氏は、利下げが数回に及ぶのかと尋ねられ、率直にわからないと答えている。
ただし、マイナス金利にどっぷり漬かったECBのようになるとは考えにくいと話した。

私が願うのは、経済と身体の回復が速やかに実現することだ。・・・
さらに願うのは、これが米中の政府が関与しようとしている兆しで、協力すべきとして議論しているということだ。
でも、これは願いであって予想ではない。


-海外経済
-

執筆:

記事またはコラムは、筆者の個人的見解に基づくものです。記事またはコラムに書かれた情報は、商用目的ではありません。記事またはコラムは投資勧誘を行うためのものではなく、投資の意思決定のために使うのには適しません。記事またはコラムは参考情報を提供することを目的としており、財務・税務・法務等のアドバイスを行うものではありません。浜町SCIは一定の信頼性を維持するための合理的な範囲で努力していますが、完全なものではありません。 本文中に《》で囲んだ部分がありますが、これは引用ではなく強調のためのものです。 その他利用規約をご覧ください。