投資

コロナで世界は完全に変わった?:ウォーレン・バフェット

ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハザウェイの年次総会第2弾: 航空株売却の理由を語っている。


「説明が必要だ。
彼らが経営している事業や経営陣に対しては全く失望していない。
でも、以前とは異なる意見に達したんだ。」

バフェット氏が、航空大手4社の保有株式をすべて売却したことについて、株主総会で説明している(Yahoo Finance)。
バークシャーは以前からデルタ、アメリカン、ユナイテッド、サウスウェストの株式を保有し、2月終わりにはデルタ株を買い増している。
3月のインタビューでは、航空株は売らないと話していた。
ところが4月に入ると、デルタとサウスウェストの持株の一部を売却したことが明らかになっていた。

私たちはこれら航空会社が好きだが・・・航空会社にとって世界が完全に変わってしまった。
どう変わったのかもわからない。
合理的にすばやく戻ってくれることを願っているが、半閉鎖状態が長い間続くことでアメリカ人の習慣が変わりつつあるのか、変わるのか、私にはわからない。

バフェット氏は、コロナ後の社会がコロナ前とは異なるものになる可能性を感じているようだ。
わからないとしながらも、人々が大きく習慣を変える可能性がある。
そして、現実に航空業界は今も大きな打撃を受けている。
バフェット氏は潔く自身の判断ミスを認めている。

私の誤りだった。
確率が低い出来事が時々起こるといつも問題になる。
それが航空会社に起こり、私が判断を下した張本人だ。

株主からの圧倒的支持を受ける経営者ならではの淡々とした反省の弁だ。
なぜ社長に選ばれたのかもわからないような経営者とは所作が異なる。

バフェット氏は、航空株をすべて手放した点についても説明している。

「何か売る時には、しばしばすべての持ち分を売ることになる。・・・
ある企業が好きなら、なるべく多く買い、なるべく長く持ち続ける。・・・
気が変わった時は、中途半端になるようなやり方はしないんだ。」

バフェット氏の航空株売却は大きなニュースとなった。
概ね好意的に捉える向きが多かったようだ。
ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック氏もこの大ニュースに反応している。

「ウォーレン・バフェットはすべての航空株を売り、『経済の魔物は瓶に戻ってこない』との説を強めた。
2007年晩夏、ウォーレンは銀行株に倍掛けした(結果的に悪い予想だった)。
だから、今回の航空株撤退はたいしたものだ。」

今年は96歳になるチャーリー・マンガー副会長が年次総会を欠席した。
かわりにグレッグ・アベル副会長が隣に座った。
航空株への投資についてバフェット氏が「何か加えることはある?」と尋ねたが、アベル氏は「ない」と答えた。
バフェット氏は言う。

あーあ。
チャーリーが1人増えちゃったよ。


-投資
-,

執筆:

記事またはコラムは、筆者の個人的見解に基づくものです。記事またはコラムに書かれた情報は、商用目的ではありません。記事またはコラムは投資勧誘を行うためのものではなく、投資の意思決定のために使うのには適しません。記事またはコラムは参考情報を提供することを目的としており、財務・税務・法務等のアドバイスを行うものではありません。浜町SCIは一定の信頼性を維持するための合理的な範囲で努力していますが、完全なものではありません。 本文中に《》で囲んだ部分がありますが、これは引用ではなく強調のためのものです。 その他利用規約をご覧ください。