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グロース株は割高じゃない!?:ウォーレン・バフェット

ウォーレン・バフェット氏率いるバークシャー・ハザウェイ株主総会 第7弾: 割高グロース株や経済政策について語られている。


私たちは株価がばかげた水準だとは考えていない。・・・
資産価値にとっての金利とは、基本的に、物体にとっての重力のようなものだ。

バフェット氏が定時株主総会で、高値のついたテクノロジー株・グロース株について、一方的に割高だとは考えていないと話した。
もちろん、この言葉だけから真意をくみ取ることはできない。

もしも私が重力を80%ぐらい減らすことができれば、東京オリンピックで高跳びに出場していただろう。・・・
リスクフリー金利が短いところでゼロであるために、お金を生み出すすべてのもののバリュエーションに信じられない変化が起こった。
とても興味深い。

重力が減れば人が高く飛び上がれるように、金利が減れば株価も高くまで上がりうる。
それはファイナンス理論どおりの展開だ。
そして、それは目先、投資家にとってプラスである。
問題は、それが目先だけの話なのかにある。

もしも現在の金利が適切であるなら、もしも10年債が今の価格であるべきなら、質問者の言ったような(高株価の)企業は安売りということになる。・・・
問題は、金利が時間とともにどうなっていくかだ。

金利が株高の非常に大きな要因になっている。
仮に金利が上昇するなら、株価は悪影響を受ける。
問題は、現在の超低金利が持続可能なものなのかだ。

バフェット氏の見立ては、良いことばかりではすまないというものだ。

とても魅力的な時代だ。
財政でお金をばら撒き、金融政策がゼロ近傍の金利を維持すると、何が起こるか私たちは経験したことがない。
そして、それはすばらしく心地よい。
しかし、経済学において1つ忘れてはいけないのは、1つのことだけを行うことはできないということ。
いつも、それが何を引き起こすか、自問しないといけない。

バフェット氏は、政治や国民の考え方の変化を指摘し、心配している。
現在の政策について強めの皮肉を述べている。

「みんな気持ちよくなっている。
お金をもらって気持ちよくなっている。・・・
もしも何も引き起こさないなら、そのやり方を信頼し、大きく続ければいい。」

トランプ政権のもたらしたポピュリズムは、しっかりと米国に根付いているようだ。
ポピュリズムに対抗するためにはポピュリズムを用いなければならなかった。
右も左もポピュリズムをとなえれば、みんなそれが当たり前に思えてくるのかもしれない。

バフェット氏は、お金をもらうことばかり注目する風潮を悲しんでいる。

「みんな数字に対して麻痺している。
数兆ドルを誰も気にしない。
(1人)1,400ドルのところが重要なんだ。」

一連の現象に関して、チャーリー・マンガー副会長は、経済政策を提案する経済学者に対し批判を述べている。

職業的な経済学者はもちろん起こったことにとても驚いている。・・・
彼らはすべてのことに自信を持っている。
世界は彼らが思っていたより複雑なんだ。


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