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グッゲンハイム スコット・マイナード キャリア最悪の出来事となる可能性:スコット・マイナード

グッゲンハイム・パートナーズのスコット・マイナード氏が、新型コロナウィルスに端を発した経済・市場の混乱に極めて悲観的な見通しを語った。


「(弱気相場入りが)不可避だとは思わない。
前からS&P 500が今日のように3,000-3,100で止まる可能性があると言ってきた。
ここで一息ついて、見通しを持たないといけない。」

マイナード氏が26日Bloombergで、投資家は先の見通しを考えるべきと述べた。

残念ながらS&P 500は、26日・27日とマイナード氏が節目と考えていた3,000を割り込んだ。
これにより、相場自体も脆弱性を増してしまったのだろう。

株式相場を別としても、ウィルスが米国の社会や実体経済に及ぼす影響も徐々に大きくなりつつあるようだ。
これがさらに相場のリスクになる。

「病気はまだ米国にはやってきてはいない。
しかし、これが本当に米国内でのエピデミックになれば、もっと大きなダウンサイドになる。」

こうした状況を見て、市場はFRBの利下げ織り込みをどんどん拡大している。
しかし、マイナード氏は、FRBがやれることはほとんどないと指摘する。
コロナウィルスの問題が、サプライチェーン分断による供給ショックだけとは言えなくなっているからだ。

ニューヨークのホテルは空で、飛行機もみんな旅行していない。
需要ショックも起きている。
利下げは誰かにウィルス感染のリスクを取らせるわけではない。

マイナード氏の悲観は、次々と入ってくるウィルス関連のニュースでますます募っていく。
ウィルス封じ込めというシナリオが想像しがたくなっているとし、率直に「恐ろしい」と感想を述べている。

ウィルス問題に悲観する人たちの意見にはいくつかの共通点がある。
一番大きなものが、この混乱がウィルス拡大中の一時的なものにとどまらないというものだ。
顕在化こそしていなかったが存在していたより大きな問題が、ウィルスを契機に表面化することへの恐れである。

他の誰にも表立って言ってこなかったが、これは私のキャリアで最悪の出来事になりうる。
私はたくさんの出来事、1987年の株式市場クラッシュ、金融危機も経験してきた。
今回は、何か極端に深刻なものを引き寄せかねない。

見通しが難しい環境で、マイナード氏は投資のチャンスについても言及している。

「ハイイールド市場を興味深く見ている。
もしもハイイールドが2015年のように厳しく下げ、しかし株式が20%下げないなら、いいエントリーのチャンスになる。」

「株式が20%下げない」とは、どこかで事態が収拾に向かうということだろう。
一方、仮にウィルスの封じ込めができない場合には、来年のどこかまでで株式が35-40%下げる可能性もあると話す。
これまでの下落により、すでに全く予期できないことではなくなっているという。


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