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キャシー・ウッズのETFの下落に賭けろ:JPモルガン

JPモルガンのショーン・クイッグ氏が、キャッシー・ウッズ氏の旗艦ETFのプット・オプションを買うよう顧客に推奨している。
強気相場の中での市場内のせめぎあいを象徴するような話だ。


迫りつつある利回り上昇は、安定したテクノロジー株が破壊的イノベーションをもたらすとするテクノロジー株を継続的にアウトパフォームしていることに加え、ARKK株価の下落を加速させるカタリストとなりうる。

クイッグ氏の『ブルトラップの反転に入る』と題するレポートをBloombergが紹介している。
ARKKとはキャシー・ウッズ氏が運用するARK Innovation ETFのこと。
破壊的イノベーションを目指す企業への投資で有名だ。

ブルトラップ(強気の罠)とは、テクニカル分析における用語で、相場が上抜けた時に上昇トレンドと思い込んでしまうこと。
実際には、下落に転じることもあり、それがここでいうブルトラップの反転だ。

クイッグ氏は、ARKKがドットコム・バブル期のグロース・ファンドに似ているとし、金利上昇とともに下落に転じると予想している。
同氏は、プット・オプションを用いてARKKの下げにベットするよう奨めている。
ここから上昇する可能性も排除できないから、単純なショートでなくオプションなのだろう。
また、インプライド・ボラティリティがいまだ低いことが魅力になっている。
それにしても、ここまでピンポイントで特定銘柄、しかもETFのショートを推奨するというのも、なかなか厳しい。

ARKK株価
ARKK株価

JPモルガンは、経済再開・回復とともにシクリカルやバリューが有利との見通しを示してきた。
最近このローテーションは後戻りした感があるが、同社は単なる一時停止にすぎないとみているようだ。

3月下旬ジェレミー・シーゲル教授もキャシー・ウッズ氏の銘柄選択についてコメントしたことがあった。
ポイントは同じ金利で、金利上昇を予想する教授は、「キャシー・ウッズ的な銘柄にはプレッシャーがかかる」と予想していた。
それから3か月あまり、ARKKは一進一退の動きを続けている。


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