ガンドラック:病気の子犬に注意しろ

新債券王ことDoubleLine Capitalのジェフリー・ガンドラック氏の最近のツイートを眺めておこう。
米国債、ドイツ銀行、仮想通貨についての所感が述べられている。


「私はキャリアの中で、文字通りの米国債ショートを誰かに奨めたことはない。
私自身もキャリアの中で一度もショートしたことはない。」

ガンドラック氏が6日ツイートした。
米長期金利の上昇は小康状態だが、同氏の中長期の予想はさらなる上昇だ。
金利が底を打った頃から、ガンドラック氏は2021年頃までに長期金利が6%を目指すと予想している。

米国債ショートを奨めない・やらないとの表明がなぜなされたのかは明らかではない。
・中央銀行と喧嘩してはいけない
・反国家的
など、国債ショートには批判的な意見が多い。
ガンドラック氏は、なぜこう宣言したか何も語っていない。

「ドイツ銀行に注目しろ。
病気の子犬だ。」

ドイツ銀行株価とDAX指数(指数化)
ドイツ銀行株価とDAX指数(指数化)


ドイツ銀行が危機的状況だ。
構造問題、金融環境に加え、資金洗浄スキャンダルが経営を揺さぶっている。
株価は1桁まで下がってしまった。
ガンドラック氏は、同行について2016年から注意を喚起してきた。

「不振にある経済を金融システムを破壊することで救うことはできない。・・・
マイナス金利政策を将来の長い期間継続するなら、こうした銀行は破綻していくことになる。」

極端な金融緩和が市中銀行の体力を奪っているとし、この弊害が金融緩和の効果を削いできたとの指摘だった。
そして、銀行を追い詰めると、中に悪事を働くものがでてくる。
日本でも地方銀行の中に不正融資を行った事例がある。
しかし、日本の場合は微塵も心配する必要はないようだ。
黒田 日銀総裁は6日の参議院財政金融委員会で「現時点で日本の金融機関が金融仲介機能を低下させているという状況にはない」と話している。

皮肉なことだが、系の中にゴキブリがいるかどうかは金融政策を正常化させる段階で一気に明らかになるのだろう。
ウォーレン・バフェット氏の明言を思い出そう。

「潮が引いてからでないと、誰が裸で泳いでいたかはわからない。」

最後は7日のガンドラック氏の仮想通貨についてのツイートだ。

母親に『ビットコインには近づくな』と言っておいて本当に良かった。


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