ガンドラック:今日すぐに米国株を売っておけ

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新債券王ことDoubleline CapitalのJeffrey Gundlach氏が、月例のウェブキャストでこの夏の米国株市場の下落を予想した。
ボラティリティ・米長期金利ともに上昇に転じるという。


「もしもあなたがトレーダーか投機家なら、まさに今日すぐに現金化しておくべきだ。
もしもあなたが投資家なら、季節的に弱い時期を安心してやり過ごせるだろう。」

ガンドラック氏は、短期売買のプレーヤーに対して険しい夏の到来を警告した。
同氏は、市場が新たなパラダイムにシフトするとの楽観論を退け、低下傾向が顕著な市場ボラティリティの注視を促す。

CBOEボラティリティ指数(米恐怖指数、VIX)
CBOEボラティリティ指数


「莫大な額VIXがショートされている。
儲かる大はやりの取引になっていることが、低ボラティリティが長く続かないことを示唆している。
年末までもたないだろう。」

ガンドラック氏は不況到来の懸念こそ小さいとしながら、この夏、米国株市場が荒れると予想する。
荒れるからボラティリティが上がり、ボラティリティが上がるから荒れる。
ガンドラック氏は、米国株のエクスポージャーを減らし、欧州株に移すよう促した。

債券利回りは上昇を見込み、2017年末の米10年債利回りを2.7-2.8%と予想した。
ガンドラック氏は4月の段階でインフレがピークに達し金利は短期的に低下に向かうと予想していた。
5月のウェブキャストでは株安・債券安を予想し、そのスタンスは今月も変わっていない。
ただし、その頃の投資先の推奨は欧州株ではなく新興国株ETFだった。

いち早く米大統領選でのトランプ勝利を予想し的中させたガンドラック氏は、政治についてもコメントした。

「ワシントンはトランプ退場を心待ちにしている。
可能な限り彼の政策を妨害しようとしている。」

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