ガンドラック:ビットコインと中国株の関係

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新債券王ことDoubleline CapitalのJeffrey Gundlach氏が、ビットコインと中国株が逆行するには理由があるとツイートした。
最近のビットコイン高には、中国と日本が深くかかわっている。


「Bitcoinは2か月で100%も上昇した。
上海の株価は同じ期間に、世界のほとんどの株価指数が上昇する中、約10%下落した。
偶然ではないだろう!」

日本でも騒がれているBitcoin上昇について、ガンドラック氏は中国株との関係においてある原因を示唆している。
CNBCはガンドラック氏の示唆をこう解釈する。

「その理論とは、中国人が資産価格下落時に国外に安全投資を求めると、Bitcoinが買われるというもの。
過去2年の中国人民元の軟化も資本逃避につながった。」

このCNBCの解釈は正しいが、やや舌足らずだ。
また、ガンドラック氏に「フェイク・ニュースだ」と非難されてしまうかもしれない。
《資産下落 資本逃避 Bitcoin高》なのか、
《資産下落 資本逃避 Bitcoin高》なのか。
このあたりの因果関係の強弱は重要だ。
おそらく共存しているのだろうが、どちらが主たる経路だろうか。


「しかし、現在では単に中国の投資家だけがBitcoin価格を押し上げているのではない。
ガンドラックは間違ってはいないが、もっと話は大きい。」

ガンドラック氏を刺激しないように、言葉を選んでいるのがいじらしい。
CNBCが紹介しているのは、日本人の方がなじみの深い話だ。
つまり、日本人がBitcoinを買っている。
日本でBitcoinが決済通貨としての地位を確立し始めているとCNBCは紹介している。
政府・日銀が環境整備を進める一方、民間の銀行・企業がBitcoin決済の採用を始めている。

Bitcoinに関心を寄せる市場関係者は何を思っているだろう。
自身のポートフォリオの大きな部分をBitcoinに配分しようとしているとは考えにくい。
Bitcoinの保有を高めている日本人がいるとすれば個人投資家か、あって同分野関連のヘッジ・ファンドや投資信託ぐらいだろう。
市場関係者の多くは、Bitcoinが有用であろうことを認めつつ、現在の文脈でそれがチューリップの球根なのかを見極めようとしているのであろう。

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